2026/10/03

自分中心にものごとを見ない『ウペッカー〈こころの平穏〉:偏見を超え、客観的に見る智慧』より

 

  

「第4章 ウペッカーの育て方」より


(5)自分中心にものごとを見ない


まず、なんでも自分中心にものごとをとらえる癖を手放してみましょう。

「自分」というフィルターを一度外し、落ち着いて、客観的に観察してみるのです。

その力を育てることが大切です。


また、なんでもかんでも自分のこととして受けとるのをやめ、必要なものだけを受けとるようにしてください。


世の中にはネネガティブな言葉や不必要な情報、こころを乱す過激なニュースがあふれていますから。


あれもこれも自分のこころに引き入れて、悩みや問題を増やしてしまわないよう気をつけてください。


『こころの平穏 - ウペッカー〈upekkhā〉
 偏見を超え、客観的に見る智慧』

チャンディマ・ガンゴダウィラ長老【著】

Sabbe Sattā Bhavantu Sukhitattā

2026/09/26

外れた道『涅槃への道を妨げるもの:老いない経(ナジーラティ・スッタ)』より

 


何が「外れた道」と言われるのでしょうか?


ブッダは、「貪欲(rāga:ラーガ)が外れた道である」とおっしゃいました。


「外れた道」とはどのような道でしょうか?


歩むべき道とは異なる道のことです。


私たちは道をまっすぐに進もうとしますが、その途中で何かに妨げられたり、迷ったり、別の方向へ行ったりなど、なにかしらの理由で進むべき道から逸れてしまうこともあるでしょう。仏道から逸れ、涅槃への道を歩むことから逸脱してしまうのです。


仏道だけでなく、世の中で何かを成し遂げようとしているときにも、同じことがいえます。たとえば仕事で何かプロジェクトを立て、目的に向かって実行しているとしましょう。

その途中で何か別のことに欲が出て、興味が移り、それにとらわれ、引きずられるとどうなるでしょうか?


もともとの目的から外れて、別の方向へ逸れてしまいますね。

このように、欲は仏道だけでなく、世俗的な成功からも逸脱させるのです。


『涅槃への道を妨げるもの:老いない経(ナジーラティ・スッタ)』より

チャンディマ・ガンゴダウィラ長老【著】

Sabbe Sattā Bhavantu Sukhitattā

2026/09/19

欲から離れる思考(離欲の思考)『正思惟〈Sammā Sankappa〉:欲・怒り・害意の手放し方―八正道②』

  

「欲から離れる思考(離欲の思考)」より


欲から離れるにはどうすればよいのでしょうか?


まずは、欲に「気づく」ことです。

欲が生じたとき、それに注意を向けてください。

欲はたいてい自然に生じていますから、人は通常、欲があることに気づいていません。


そこで、「欲に意識的に気づく」ようにします。

モノやお金、名声、他人の評価、社会的地位、情報(インターネット)など、さまざまなものにたいして欲を抱いていることに気づくのです。


気づけば、欲があることを理解でき、不必要な欲を手放すことができるでしょう。


不必要な欲を手放せば、こころが軽くなり、本当の幸せに近づくことができます。


このようにして、欲から離れる実践ができるのです。


正思惟〈正しい思考:Sammā Saṅkappa〉
欲・怒り・害意の手放し方―八正道 ② より
チャンディマ・ガンゴダウィラ長老【著】

Sabbe Sattā Bhavantu Sukhitattā