2026/10/17

自分への思いやり『自己愛から慈しみへ、我から無我へ:マッリカー経』より

   

『第2章 「自己への慈しみ」を育てる5つのステップ』より


1.自分を思いやる


1番目は、自分を思いやることです。

みなさんは自分を思いやることなく、他人を思いやろうとしていませんか? 自分にやさしくすることなく、他人にやさしくしようとしていませんか?


それはあまり実践的ではないかもしれません。

先ほども申しましたように、自分への思いやりは、他人を思いやる基盤になります。

そこが欠けていると、土台が脆くて不安定ですから、ちょっとしたことで崩れてしまい、結局、疲れ果ててしまう可能性があるのです。


したがって、まず自分をいたわり、自分にやさしくすることから始めましょう。

自分がやさしさを必要としていることを思い起こすのです。


自分を思いやれば思いやるほど、土台が安定し、心が落ち着いていきます。

リラックスし、他の生命にもやさしくできるようになるでしょう。

『自己愛から慈しみへ、我から無我へ:マッリカー経』より
チャンディマ・ガンゴダウィラ長老【著】


Sabbe Sattā Bhavantu Sukhitattā


2026/10/10

苦しみを解き放つ:『身体の苦しみの手放しかた:輪廻からの解放へ』より

 

「第4章 互いに依存し合う心と身体」より

ブッダは、身体の苦しみから逃れることができる、と説かれました。


実際のところ、身体から物理的に逃げることはできません。
また、身体を洗ったり浄めたりしても、身体の苦しみから逃れることはできません。


身体の苦しみから逃れるためには、
まず身体とは本来どのようなものか、どのように成り立っているのか、
「私」と呼ばれるものがどのように構成されて働いているのか、
ということを観察して、理解しなければならないのです。


さらに、心を清らかにする必要があります。

身体への執着を手放し、怨みや欲、貪りなど煩悩を取り除き、
渇愛を根こそぎ断ち切らなければならないのです。


このようにすれば、身体の苦しみだけでなく、心の苦しみ、
そして輪廻のあらゆる苦しみから脱出する
ことができるでしょう。


『身体の苦しみの手放しかた:輪廻からの解放へ
Nandivisāla Sutta(ナンディウィサーラ経)』より

チャンディマ・ガンゴダウィラ長老(著)

Sabbe sattā bhavantu sukhitattā


2026/10/03

自分中心にものごとを見ない『ウペッカー〈こころの平穏〉:偏見を超え、客観的に見る智慧』より

 

  

「第4章 ウペッカーの育て方」より


(5)自分中心にものごとを見ない


まず、なんでも自分中心にものごとをとらえる癖を手放してみましょう。

「自分」というフィルターを一度外し、落ち着いて、客観的に観察してみるのです。

その力を育てることが大切です。


また、なんでもかんでも自分のこととして受けとるのをやめ、必要なものだけを受けとるようにしてください。


世の中にはネネガティブな言葉や不必要な情報、こころを乱す過激なニュースがあふれていますから。


あれもこれも自分のこころに引き入れて、悩みや問題を増やしてしまわないよう気をつけてください。


『こころの平穏 - ウペッカー〈upekkhā〉
 偏見を超え、客観的に見る智慧』

チャンディマ・ガンゴダウィラ長老【著】

Sabbe Sattā Bhavantu Sukhitattā