「怒りから心をまもる」より
2番目は、怒り(vyāpāda:ビャーパーダ)から心をまもることです。
怒ると、心はどうなるでしょうか? 苦しくなりませんか?
怒りは、他人を傷つけ、自分を傷つけ、周りの雰囲気を暗くする破壊的なエネルギーです。
ですから、ささいなことで怒らないよう、心をしっかりまもったほうがよいのです。
そこで、怒りが生じたときはいつでも、できるだけ早く、その怒りから離れるようにしてください。
怒りに気づいて、すぐに手放すのです。
もし、怒りがなかなかおさまらなければ、頭のなかで怒りを繁殖させないよう、自分にこう言い聞かせるとよいでしょう。
「怒りは自分の心を傷つけ、相手の心も傷つける。怒りは苦しみをもたらす。怒りを引き起こすようなことを、もう考えないようにしよう。これ以上、怒りを膨らませないようにしよう。怒りにエネルギーを与えないようにしよう。怒りから離れよう」と。
このように理性を使って考え、怒りから離れることが、2番目の善い思考(不瞋)です。
「怒りは苦しみをもたらす破壊的な感情であり、危険なものだ」ということを理解して、怒りをサッと手放すのです。
『セルフケア:ブッダが教えた〈心〉と〈言葉〉と〈身体〉のととのえ方』
チャンディマ・ガンゴダウィラ長老【著】





