2026/07/04

8つの苦しみ(dukkha)『正見〈正しい見方:Sammā Diṭṭhi〉―八正道 ① 』より


 第1章 苦しみから解放される道「八正道」より


生きることには苦しみや不満がつきものです。

苦しみにはまず、「生」「老」「病」「死」の4つの苦があります。

 

さらには

「愛する人と別れる苦しみ」

「嫌いな人に会う苦しみ」

「求めるものが得られない苦しみ」

「五蘊がある苦しみ」

があります。


よく観察してみれば、人生は苦しみや不満の連続だということがわかるでしょう。


生きているかぎり、この苦しみからは、逃げることも避けることもできません。


生きているあいだ、苦しみはずっとつきまとってきます。


苦しみを経験することなく生きることはできないのです。


では、こうした苦しみの原因は何でしょうか?

なぜ、苦しみが生じるのでしょうか? 


それは、こころに渇愛があるからです

渇愛が、さまざまな苦しみや不満を引き起こすのです。


正見〈正しい見方:Sammā Diṭṭhi〉―八正道 ① チャンディマ長老
正見〈正しい見方:Sammā Diṭṭhi〉
ありのままに見る智慧―八正道 ①

チャンディマ・ガンゴダウィラ長老【著】


Sabbe sattā bhavantu sukhitattā


2026/06/06

自分への慈しみ:『自己愛から慈しみへ、我から無我へ:マッリカー経』より

 

「第2章 自己への慈しみを育てる5つのステップ」より


「愛」ということに関して、多くの方は他の人を愛そうとしますが、実際はなかなかうまくいきません。


愛するどころか、逆にストレスがたまったり、いらだったり、落ち込んだりしているようです。


なかには、「こんなに愛しているのに……」「こんなに尽くしているのに……」と疲れ果てて自分を傷つけてしまう人もいるほどです。


だからこそブッダは私たちに、
「他人を愛そうとする前に、まず自分を慈しんでください」
とおっしゃったのです。


では、「自分への慈しみ」を育てるには、どうすればよいのでしょうか?
5つのステップをご紹介いたしましょう。


自己愛から慈しみへ、我から無我へ:マッリカー経』より

チャンディマ・ガンゴダウィラ長老【著】

Sabbe Sattā Bhavantu Sukhitattā

2026/05/30

言葉を生みだす2つの思考『正語〈正しい言葉〉―八正道➂ 』より

 

  

『第3章 言葉と思考より


Vitakka(ヴィタッカ)は「尋」と訳され、対象にこころを向ける/乗せる働きをします。

対象とのあいだに橋をかけ、こころと対象を結びつける働きをするのです。


Vicāra(ヴィチャーラ)は「伺」と訳され、ヴィタッカの後に続いて生じ、対象をつかまえている働きをします。

ヴィタッカでこころが対象に向けられた後、その対象について持続して思考する働きをするのです。


たとえるなら、飛んでいるミツバチが花にとまるのが「ヴィタッカ」、

その花に留まって蜜を吸ったり、花の周りを飛びまわったりするのが「ヴィチャーラ」です。



「言葉を生みだす2つの思考

正語〈正しい言葉:Sammā Vācā〉
~幸・不幸をつくる言葉の法則 ― 八正道➂より

チャンディマ・ガンゴダウィラ長老【著】


Sabbe Sattā Bhavantu Sukhitattā