2026/05/23

言葉をつくるのは思考『正語〈正しい言葉〉―八正道➂ 』より


  

『第3章 言葉と思考より


「言葉」をつくるのは「思考」


話を先に進めましょう。

私たちが理解すべきことは、

「話す〈言葉〉は〈思考〉から生じている」

ということです。


どのような思考が働いているのでしょうか?


その働きは2つあります。

◎ vitakka(ヴィタッカ:尋)

vicāra(ヴィチャーラ:伺)

です。


言葉の行為(語行:vacī saṅkhāra)とは何かということについて、
『中部経典』にはこのようにあります。


Pubbe kho, āvuso visākha, vitakketvā vicāretvā pacchā vācam bhindati, tasmā vitakkavicārā vacīsaṅkhāro.


友、ヴィサーカよ、
(人は)先に尋思し、伺察して、
後に、言葉を発します。
それゆえ、
尋(vitakka)と伺(vicāra)が語行なのです。


「言葉をつくるのは思考
正語〈正しい言葉:Sammā Vācā〉
~幸・不幸をつくる言葉の法則 ― 八正道➂より

チャンディマ・ガンゴダウィラ長老【著】


Sabbe Sattā Bhavantu Sukhitattā

2026/05/17

【新刊】『親と子どものためのマインドフルネス』新装版で復刊!


『親と子どものためのマインドフルネス[新装版]






親子で実践するマインドフルネス実践ガイド。
全世界100万部突破のベストセラー。(紹介文より)

拙訳書親と子どものためのマインドフルネス』が新装版で刊行されました。

2013年に英語版 “Sitting Still Like a Frog ”が出版されて以来、世界中に広がり、

いまでは「全世界100万部突破のベストセラー」となっているようです。

日本語の初版は、2015年8月に出版されました。


新装版にあたり、早稲田大学文学学術院教授の越川房子先生より、ご推薦いただきました。ありがとうございます。


よろしければ、ぜひお手にとってご覧いただければ幸いです。


早稲田大学文学学術院教授 越川房子先生ご推薦


子どもに、健やかに幸せな人生を歩んでほしいと願うすべての親に、

本書を推薦いたします。

本書のエクササイズは、その基盤となる力を遊び感覚で養ってくれます。

大人のマインドフルネス入門者にもおすすめできます。

この本には、心の宝石がたくさん散りばめられています。 

取り出して、お子様とご一緒に、その輝きを楽しんでみてください。 

そこには、優しく柔らかい風が流れゆきます。

誰もがその風に包まれて、自分と周りの人を信頼する力が増し、

幸せはいつも、今、ここから始まることを思い出すことでしょう。 

それは本当に穏やかで満ち足りた、マインドフルな時間です。 

 

 

『親と子どものためのマインドフルネス[新装版]
「いまここ」に意識を向け、こころを育み、安全な場所をつくる
マインドフルネス・エクササイズ音源付』

エリーン・スネル【著】
ジョン・カバット-ジン博士(マサチューセッツ大学医学部名誉教授【まえがき】
出村佳子【訳】

サンガ新社


2026/04/29

喜び(ムディター)の瞑想『喜び〈Mudita〉ー 他人の幸せを喜ぶ人は幸せになる:嫉妬の手放し方』より

     

第6章 喜び(ムディター)の瞑想


では、どのように喜びを育てるのでしょうか?


経典には次のように説かれています。


第一の方角を、喜び(ムディター)のこころで満たします。

第二の方角を、喜び(ムディター)のこころで満たします。

第三の方角を、喜び(ムディター)のこころで満たします。

第四の方角を、喜び(ムディター)のこころで満たします。


このようにして、上の方角を、下の方角を、横の方角を、すべての方角を、一切処を、あまねく全世界を、広大で、大いなる、限りのない、怨みのない、怒りのない、喜び(ムディター)のこころで満たして住みます。


たとえば、力強いホラ貝吹きは、四方にその音を容易に響かせます。

そのように、修行者は四方に、あますことなく、喜び(ムディター)のこころを育て、広げるのです。


喜び(ムディター)を育てると、こころは嫉妬の束縛から解き放たれ、明るく清らかになっていきます。こころに大きなやすらぎが得られるでしょう。


喜び〈Mudita〉 ー 他人の幸せを喜ぶ人は幸せになる:嫉妬の手放し方より

チャンディマ・ガンゴダウィラ長老(著)


Sabbe sattā bhavantu sukhitattā