2019-07-18

知識から智慧へ

人生改良計画⑤

脳細胞が妄想で疲れ切って、うまく機能しない脳細胞には、問題が起きたとき、それを解決する答えを出すことができません。

そこで、気づきを実践して、妄想がストップすると、真実が見えてくるのです。そうすると、「ゴチャゴチャ考えなくてもいい」ということが、わかってきます。それが「智慧」なのです。

智慧というのは、知識のような持ち物ではありません。知識は持ち物で、皆さんが持っている財布のようなものです。財布はどこかに置き忘れたり、なくしたり、盗まれたりすることもあるでしょう。ですから財布は「自分のもの」とは言えません。

2019-07-05

この一瞬のことだけに気づく

「夢や希望をもって明るく生きることが大切だ」と考えている人も多いでしょう。自分の会社を設立したいとか、もっと収入のいい職に就きたいとか、有名になりたいなど、いろいろ理想を描いて夢や希望で心がいっぱいになっている人は、なかなか幸福になれません。心が未来に引っ張られて、現在から離れているからです。

2019-06-24

生きるとは変化すること

存在の法則

私たちはたいてい無常や変化ということを認めたがらずに、世の中は変化しないでほしいと望んでいます。でも、変化しないことが本当に幸福なのでしょうか? 
赤ちゃんはすごく可愛いでしょう。なぜかというと、すぐに変化するからです。大声で泣いていても、ちょっと抱っこをして背中をなでてあげただけで、すぐにニコニコと笑います。だからやりがいがあるのです。でも、もし何をしても一向に泣きやまなければ、イライラしてうんざりするでしょう。

2019-05-18

業は直線ではない―生き方を変えられるのは、いま:『マハーカンマヴィバンガ・スッタ(大業分別経)』


業(カルマ)は直線ではない:生き方を変えられるのは、いま『マハーカンマヴィバンガ・スッタ(大業分別経)』
業は直線ではない―生き方を変えられるのは、いま
マハーカンマヴィバンガ・スッタ(大業分別経)
チャンディマ・ガンゴダウィラ長老〔著〕

すでにやってしまった行為を過去に戻って取り消すことは、私たちにはできません。いくら悔やんだり、悩んだりしても、やった出来事をなかったことにすることはできません。

それなら、どうすればよいのでしょうか? 苦しみの報いを受けるしかないのでしょうか?
ブッダはその解決策を教えてくださっています。

それは、「いま最善を尽くして、善い行為をすること」です。
過去はもう戻ってきません。将来はどうなるのかわかりません。でも、いまの瞬間なら、その条件の中で、ある程度はどのようにでもできるのです。

この経典では、「業(行為と結果の現れ方)は直線ではない」ということが説かれています。

もし業が直線なら、過去におこなった悪行為にたいして、私たちはもうどうすることもできません。苦しみの報いを受けるしかないでしょう。

でも幸い、業は直線ではありません。あらゆるものごとは無常であり、変化しています。

チャンディマ長老は、だからこそ、ブッダが説いた「業の複雑性」を理解して、常に正見を保ち、いまを最善に生きるよう、強くすすめてくださっています。

結局のところ、私たちが今後どうなるのか、どう死ぬのか、どこに生まれ変わるのかということは、いまをどう生きるのかにかかっているのでしょう。

本書は、過去のことに左右されず、いま心を清らかにし、正見を持って、「道」を前向きに歩んでいくことについて説いた、チャンディマ・ガンゴダウィラ長老による経典解説講義の日本語訳です。

2019-05-17

e-books


月刊機関誌『Patipada(パティパダー)』にて、チャンディマ長老の法話を掲載させていただいております。
そのお礼もかねて、こちらの電子書籍の収益を(手数料など諸経費を差し引くと、ほんのわずかしかありませんが)、チャンディマ長老にお布施しております。
ご購読くださったみなさまに、心より感謝申し上げます。
お幸せでありますように。




妄想の対処法―認識プロセスを観察し、妄想ループを絶ち切る『マドゥピンディカ・スッタ(蜜丸経)』
チャンディマ・ガンゴダウィラ長老 (著) 出村佳子(訳) 2019-04-05