2026/04/18

高ぶらない(appagabbho)『慈経に学ぶ〈15の善習慣〉と〈10の善行為〉』より

 

「⑬ 高ぶらない(appagabbho)より


善い習慣の13番目は、appagabbho(アッパガッボー)です。

これは「高ぶらない」という意味です。


高ぶらないとは、どういうことでしょうか?


驕らないこと、見栄を張らないこです。


人はたいてい「この人はこういう人だ」「あの人はああいう人だ」などと、他人やものごとを一方的に判断して決めつける傾向があります。

傲慢で、自分の意見や見方を押しつけがちなのです。

 

ブッダは、「驕らず、批判的にならないように」とおっしゃいました。

なぜなら人は全体像を正しく見ることができないのですから――

見えるのは、ほんの一側面だけなのです。


したがって、高ぶらないという善い習慣を身につけるようにしてください。


「ブッダが説いた〈15の善い習慣〉
『慈経に学ぶ〈15の善習慣〉と〈10の善行為〉』より

チャンディマ・ガンゴダウィラ長老【著】



Sabbe Sattā Bhavantu Sukhitattā


2026/04/04

ネガティブな思考からの解放『正思惟〈正しい思考:Sammā Sankappa〉欲・怒り・害意の手放し方―八正道 ②』

  

「おわりに:ネガティブな思考からの解放」より


人は知らず知らずのうちにネガティブな思考パターンに囚われてしまうものです


怒りや嫉妬、競争心、不安、恐怖、落ち込みといった思考や感情は、自分を苦しめるだけでなく、周りの人にも悪い影響を与えます。


そこで、「正しい思考(正思惟)」を実践していくことで、こうしたネガティブな思考に気づき、思考を管理できるようになるのです。


日々、思いやりや慈しみ、施し、理解、智慧に基づいた思考を選択し、実践することによって、思考が清らかになっていくでしょう。


その結果、より安穏で幸福な人生を送り、こころを悩ませている悩みや不満、苦しみは消えていくのです。

 

正思惟〈正しい思考:Sammā Saṅkappa〉
欲・怒り・害意の手放し方―八正道 ② より

チャンディマ・ガンゴダウィラ長老【著】

Sabbe Sattā Bhavantu Sukhitattā


2026/03/28

他人の人生を基準にしない『喜び〈Mudita〉ー 他人の幸せを喜ぶ人は幸せになる』より

    

第7章 喜びを感じる練習――日常生活の中で」より


他人の人生を基準にしない


嫉妬する人の多くは、「なぜ他人は幸せで、自分は不幸なのか」と考えがちです。


でも、人生は人それぞれで、同じ人生を送っている人はいません。みな異なります。これは美しいことでもあります。


もし、みながみな、それぞれの分野において同じレベルだったらどうでしょうか?


つまらないですし、社会は成り立ちませんね。


ですから、他人の人生を基準にして自分の人生を評価しないようにしてください。

比べたり判断したりするのをやめるのです。

 

なぜなら一見、成功しているように見えたとしても、その人がほんとうに成功しているのかどうか、ほんとうに幸せなのかどうかは、わからないからです。


若くして昇進しても、もしかすると責任が増えすぎてストレスを感じているかもしれません。

何かでトップになったとしても、プレッシャーにさいなまれ、悩んだり心配したりして夜眠れずにいるかもしれません。

他人のことはわからないものです。


そこで他人ではなく、自分自身に目を向けてください。

自分にできること、得意なこと、上手なこと、得ているもの、持っているものに目を向けるのです。

そして、それを活かしていくようにしてください。

他人と自分とを比べないとき、幸せを感じることができるでしょう。


喜び〈Mudita〉 ー 他人の幸せを喜ぶ人は幸せになる:嫉妬の手放し方より

チャンディマ・ガンゴダウィラ長老(著)


Sabbe sattā bhavantu sukhitattā