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2019-05-18

業は直線ではない―生き方を変えられるのは、いま:『マハーカンマヴィバンガ・スッタ(大業分別経)』


業(カルマ)は直線ではない:生き方を変えられるのは、いま『マハーカンマヴィバンガ・スッタ(大業分別経)』
業は直線ではない―生き方を変えられるのは、いま
マハーカンマヴィバンガ・スッタ(大業分別経)
チャンディマ・ガンゴダウィラ長老〔著〕

すでにやってしまった行為を過去に戻って取り消すことは、私たちにはできません。いくら悔やんだり、悩んだりしても、やった出来事をなかったことにすることはできません。

それなら、どうすればよいのでしょうか? 苦しみの報いを受けるしかないのでしょうか?
ブッダはその解決策を教えてくださっています。

それは、「いま最善を尽くして、善い行為をすること」です。
過去はもう戻ってきません。将来はどうなるのかわかりません。でも、いまの瞬間なら、その条件の中で、ある程度はどのようにでもできるのです。

この経典では、「業(行為と結果の現れ方)は直線ではない」ということが説かれています。

もし業が直線なら、過去におこなった悪行為にたいして、私たちはもうどうすることもできません。苦しみの報いを受けるしかないでしょう。

でも幸い、業は直線ではありません。あらゆるものごとは無常であり、変化しています。

チャンディマ長老は、だからこそ、ブッダが説いた「業の複雑性」を理解して、常に正見を保ち、いまを最善に生きるよう、強くすすめてくださっています。

結局のところ、私たちが今後どうなるのか、どう死ぬのか、どこに生まれ変わるのかということは、いまをどう生きるのかにかかっているのでしょう。

本書は、過去のことに左右されず、いま心を清らかにし、正見を持って、「道」を前向きに歩んでいくことについて説いた、チャンディマ・ガンゴダウィラ長老による経典解説講義の日本語訳です。


〈目次〉
はじめに

第1章 業(行為と結果)はなぜ直線ではないのか?
■ 業(カルマ)とは何か?
■ 業は単純なもの?(『小業分別経』より)
■ 「A⇒Bへの直線関係」ではない
■ 4種の人
■ なぜ「善人が地獄へ」「悪人が天界へ」転生するのか?
■ ブッダの結論

第2章 「業は直線ではない」ことの実例
■ 殺戮者が悟りを開く
■ 死刑執行人が天界へ
■ 比類なき善業を積んだマッリカー妃の転生先
■ 死ぬ間際に何を考えるか?
■ 正見を持って善行為をする

第3章 「いま」を最善に生きる(Q&A)
■ 鍵は、正見
■ 重罪を犯した人
■ モッガラーナ長老のケース
■ 善業を積むことの大切さ
■ 輪廻を終えるまで

訳者あとがきー「大切なのは、いま」
著者紹介


〈著者プロフィール〉

チャンディマ・ガンゴダウィラ長老

Ven. Dr. Chandima Gangodawila

テーラワーダ仏教長老。
2008年、スリランカの国立スリジャヤワルダナプラ大学で、学士号(優等学位)を取得。人文社会科学部において、最優秀者賞を受賞。2015年、博士号を取得。
カナダに渡り、ブリティッシュコロンビア大学で4年間、仏教チャプレンを務め、さらにヴィクトリア大学で教鞭を執る。
現在、カナダのオタワ・テーラワーダ・ブッディストヴィハーラに在住。カナダを中心に、イギリスのケンブリッジ大学、アメリカ、マレーシア、タイ、スリランカの大学や寺院で、講義や法話をおこなっている。
著書に『妄想の対処法:マドゥピンディカ・スッタ(蜜丸経)』(SUKHI HOTU)、英語の著書や論文に“A Critical appraisal of the contribution of Germany and France to Sanskrit studies”、“An Annotated Translation Into English Of Ratnamālāvadāna With A Critical Introduction”などがある。
「Authentic Buddhism」(YouTubeチャンネル)で、ブッダの教えを伝え続けている。




2019-05-18
 チャンディマ長老ってどんな方?

ひとことで言うと、ユーモアがあり、明るく、とてもオープンな方です。テーラワーダ仏教長老の中でも一握りの方しか得られないRoyal Panditという試験に、わずか19歳で合格し、大学と大学院を優秀な成績で卒業しました。
周りからは学者僧として活躍することを期待されていたようですが、それらをすべて捨てて、カナダに渡りました。学者としての道(机上の学問)にこだわりはなかったようです。というより、実践の道を選びたかったとおっしゃっています。 
カナダや欧米ではその見解の広さを発揮し、流暢な英語を使って、西洋人に向けて講演や法話をされています。
西洋ではいま、西洋式マインドフルネスの瞑想が人気になっていますが、そのような中でチャンディマ長老は、「それなりに効果はあるかもしれないが、それだけに留まるべきではない。ブッダの教えを真に実践しなければ、心の悩み苦しみをなくすことは難しい」とおっしゃり、ブッダの教えを歪めることなく伝え続けていらっしゃいます。
法話を日本語でお読みいただけますので、よろしかったらぜひご覧ください。


 
『マドゥピンディカ・スッタ(蜜丸経)』



To end all suffering is the ultimate goal in Buddhism.
to be there we need to "learn and practice".
"learn" alone could not take us to the ultimate goal in Buddhism. 



2019-04-13

妄想の対処法:認識プロセスを観察し、妄想ループを絶ち切る―『マドゥピンディカ・スッタ(蜜丸経)』


『妄想の対処法マドゥピンディカ・スッタ(蜜丸経)』チャンディマ・ガンゴダウィラ長老〔著〕が発売されました。

事実をあるがままに見て、妄想のループから離れるための一冊です。よろしければ、ご覧になってみてください。

妄想を断ち切るための、心の観察法

(SUKHI HOTU)


なぜ、思考は事実から離れて、勝手にイメージを作りあげていくのか?
妄想(ねつ造)や主観は、どのように起こるのか?

私たちは、いつでも気づかぬうちに思考にとらわれ、妄想の渦に巻き込まれています。
事実を客観的に見るではなく、起きた現象にたいして、頭の中でイメージを膨らませ、悩んだり、怒ったり、心配したり、不安になったりして、多くの時間を費やしています。
この問題を、どのように解決できるでしょうか? 

ブッダは「妄想の対処法」を説かれ、妄想(主観)が発生する原因と、そのプロセスを観察するよう教えられました。

仏教はいつでも原因を観察するよう教えています。
妄想に巻き込まれず、その原因を観察すれば、妄想がどのように生起するのか、そのプロセスが見えてくるでしょう。

それによって、妄想を根っこから絶ち切ったり、あるいは弱めたり、悪い方向に妄想しないようにしたりなど、おのずと解決策が見えてくるのです。

本書は、中部経典 第18経『マドゥピンディカ・スッタ(密丸経)』をもとに、「妄想や主観が起こるプロセス」と「その対処法」についてわかりやすく説いた、スリランカ出身、カナダ在住の、G.チャンディマ長老による経典解説の講義に、加筆いただいたものの日本語訳です。
事実をあるがままに見、主観や妄想のループから離れるための、一冊です。


〈目次〉

第1章 事実を見れば、妄想は静まる-『マドゥピンディカ・スッタ(密丸経)』


■「パパンチャ(papañca)」とは何か?
■ 思考を増殖させるものー渇愛・慢・見
■ 妄想のプロセス
■「主観の世界」から「客観の世界」へ
■ 妄想のループを破るには?
■ 原因にアプローチする
■ 妄想からの解放


第2章 Q&A― 原因に気づき、思考の舵をとる


■ コントロールか? 管理か?
■ 思考を色づけるもの
■『マドゥピンディカ・スッタ(蜜丸経)』の名前の由来
■ 縁起(paṭicca-samuppāda)の法則
■ 思考の舵をとる


〈著者プロフィール〉

チャンディマ・ガンゴダウィラ長老

Ven. Dr. Chandima Gangodawila

テーラワーダ仏教長老。
2008年、スリランカの国立スリジャヤワルダナプラ大学で、学士号(優等学位)を取得。人文社会科学部において、最優秀者賞を受賞。2015年、博士号を取得。
カナダに渡り、ブリティッシュコロンビア大学で4年間、仏教チャプレンを務め、さらにヴィクトリア大学で教鞭を執る。
現在、カナダのオタワ・テーラワーダ・ブッディストヴィハーラに在住。カナダを中心に、イギリスのケンブリッジ大学、アメリカ、マレーシア、タイ、スリランカの大学や寺院で、講義や法話をおこなっている。
著書に『業(カルマ)は直線ではない――生き方を変えられるのは、いま:マハーカンマヴィバンガ・スッタ(大業分別経)』(SUKHI HOTU)、英語の主な著書・論文に“A Critical appraisal of the contribution of Germany and France to Sanskrit studies”, “An Annotated Translation Into English Of Ratnamālāvadāna With A Critical Introduction”などがある。
「Authentic Buddhism」(YouTubeチャンネル)で、ブッダの教えを伝え続けている。



妄想を断ち切るための、心の観察法
妄想の対処法―認識プロセスを観察し、妄想ループを絶ち切る
『マドゥピンディカ・スッタ(蜜丸経)』
チャンディマ・ガンゴダウィラ長老 著
出村佳子 訳
SUKHI HOTU
2019年4月10日発売




Sabbe sattā bhavantu sukhitattā


2019-04-08

【お知らせ】八正道勉強会


2019-02-24

【重版】『マインドフルネスの原点』

私たちの身体は不安定であり、絶えず変わり続けています。髪は変化し、爪は変化し、歯は変化し、皮膚は変化しています。あらゆるものが変化しています。心も、常に変化しています。したがって、心は……

アチャン・チャー法話集2巻 マインドフルネスの原点 出村佳子訳

2月にアチャン・チャー法話集 第二巻 『マインドフルネスの原点』が重版になり、第2刷になりました。読んでいただけて、よかったです。心より感謝申し上げます。ありがとうございます。

2019-02-11

『智慧への道』気づきと正知による心の観察


【新刊のお知らせ】

智慧はどのように現れ、私たちを覚りに導くのでしょうか?

アチャン・チャー法話集 第三巻『智慧への道――気づきと正知による心の観察』が刊行されます。

智慧と思考の関係は? 正見とは? 無執着とは? など、第三巻には "智慧" に関する法話が収められています。よろしければ、ぜひその智慧に触れてみてください。



アチャン・チャー法話集 第三巻『智慧への道―気づきと正知による心の観察』アチャン・チャー著、出村佳子訳
アチャン・チャー法話集 第三巻
『智慧への道――気づきと正知による心の観察』


1970 年代から80 年代初頭にかけて、アチャン・チャーが、タイやイギリスの出家者・在家者に語った法話の中から、珠玉の16 法話を収録。
20 世紀を代表するタイ森林派の名僧は、出会った人々の心に寄り添い、その瞬間ごとにダンマを説かれてきました。
ものごとをあるがままに見ること、そして、無執着の実践をくり返し強調し、苦しみを滅する道を指し示してきた賢者の智慧に触れる一冊

目 

23 「観察」とは何か?
24 ダンマの性質
25 コブラを扱うように
26  心の「中道」
27 やすらぎを超えて
28 「世俗」と「解脱」
29 変わらないものはない
30 正見――落ち着きの場
31 本当の家
32 四聖諦―四つの聖なる真理
33 「トゥッチョー・ポーティラ」中身のない長老
34 聖者の基準―「確かなものはない」
35 静かに流れゆく川
36 超越
37 「無条件」へ
38  エピローグ
用語解説、注、出典、訳者あとがき
***

『アチャン・チャー法話集』全3巻をすべて訳し終えられたことに、いま、ほっとしております。肩の荷がおりました。
2008年、月間機関誌『パティパダー』にて『生きた仏教』(法話集の中の一つ)のタイトルで翻訳の連載を始め、その後、出版社より翻訳出版のお話をいただきました。
全体でかれこれ10年以上、アチャン・チャーの法話に触れてきたことになります。
このように続けてこられたのも、読んでくださる皆さまの、あたたかいお声かけと励ましがあったからこそです。
この場を借りて、心よりお礼を申し上げます。ありがとうございます。



生きとし生けるものが幸せでありますように

2018-12-19

【重版】ありがとうございます

『親と子どものためのマインドフルネス』の重版が届きました。

2018-09-10

【重版 第9刷】『マインドフルネスー気づきの瞑想』

☆お礼☆

『マインドフルネスー気づきの瞑想』(バンテ・H・グナラタナ著、拙訳、サンガ刊)が重版となり、第9刷が届きました。

たくさんの方に読んでいただけて、本当に嬉しいです。ありがとうございます。

『マインドフルネスー気づきの瞑想』バンテ・H・グナラタナ著、出村佳子訳


 本文より


”気づきの瞑想を実践すると、心も身体も楽になり、煩悩は消えていきます。

眠気や睡魔は、注意深さにかわり、曖昧さや優柔不断は、確信にかわります。

怒りや憎しみは、やさしさにかわり、不安や悩みは、穏やかさにかわります。

そして、意識下に埋もれている慈しみが表面にあらわれ、それによって私たちは穏やかで、幸せになるのです。”


 ***


◆世界で読みつがれるヴィパッサナー瞑想の最良入門書


マインドフルネス(ヴィパッサナー、気づきの瞑想)の実践入門書として、米国で出版以来20年以上にわたり読みつがれ、世界15カ国で翻訳されているロングセラー。


仏教の知識がなくともわかる平易な言葉で、ヴィパッサナーを実践するために必要な情報を余すところなく伝え、確かな評価を得ている。


ラリー・ローゼンバーグ(『呼吸による癒し』)や、ジョン・カバット・ジン(マサチューセッツ大学医学部名誉教授)など多くの瞑想指導者、医師、実践者が絶賛してやまない名著。本書は、2011年に発行された最新エディションの日本語版である。




◆アルボムッレ・スマナサーラ長老より


世界の瞑想指導者たちのトップリーダーが語る、気づきの実践方法です。

西洋人に語りかけたこの本は、瞑想に興味のある方々に刺激を与えるに違いありません。

著者は気づきの実践について一流の研究者でもあります。


* * *

★関連記事 ➡ マインドフルネス



生きとし生けるものが幸せでありますように




2018-07-20

『慈悲の瞑想:慈しみの心』

☆新刊のお知らせ

自分への思いやりから広がる、他者・社会へのやさしい気持ち。

おだやかに明るく生きるための、心を育てる瞑想ガイド。『慈悲の瞑想:慈しみの心』(バンテ・ヘーネポラ・グナラタナ著、拙訳、春秋社刊)が刊行されました。

限りなくやさしい慈しみの心が、たくさんの方の心に届きますように…… 

生きとし生けるものが幸せでありますように…… 




グナラタナ長老が著述した「慈悲の瞑想」の翻訳書


**************


もくじ

 はじめに

 第1章  慈しみは人の自然な心
 第2章  慈悲の瞑想
    「私」への慈しみ
    「私の親しい人」への慈しみ
    「好きでも嫌いでもない中立的な人」への慈しみ
    「私の嫌いな人・私を嫌っている人」への慈しみ
    「生きとし生けるもの」への慈しみ
 第3章  慈しみを育てる8つの方法
 第4章  穏やかにすごす練習 
 第5章  慈しみを行動に
 第6章  慈悲の11の利益
 第7章  無条件の慈しみ――母の愛
 第8章  怒りを乗り越える
    「忍耐」と「気づき」と「慈しみ」
 第9章  慈しみにつづいて
    慈悲から「ヴィパッサナー」へ
    清らかな善行為
   「いまできること」から
 第10章 煩悩の火を消す
 第11章 リラックスとゆるし
    殺人鬼アングリマーラ
 第12章 慈しみの社会
 第13章 『慈経』――慈しみの教え
 第14章 慈しみのはたらき
 第15章 エコロジーと慈しみ
 第16章 慈しみで生きる7つのヒント
 第17章 慈悲と八正道
 第18章 慈悲の瞑想の3つの段階:
    「言葉」「思考」「心」
 第19章 和合に導く6つの法
 第20章 慈しみの心で「聞く」「話す」「行動する」
 付 録
  実践1 ブッダが説く「慈しみの教え」
    『慈悲の利益の経』(Metta Nisamsa Sutta)
    『慈経』(Karaniya Metta Sutta)
  実践2 慈悲の瞑想
     一般的なやり方
     慈悲の瞑想①
     慈悲の瞑想②
     慈悲の瞑想③
     慈悲の瞑想④

 ★関連記事 ➡ 慈悲の瞑想


2017-07-16

『マインドフルネスの原点』


心の静寂を育てるサマタ瞑想から、
ものごとの本質をあるがままに見る
ヴィパッサナー瞑想まで。
すべての瞑想実践者に贈るタイ森林僧の教え。



***

目 次

11 ダンマ(法)を贈る

12 心のバランスをとる

13 調和した「道」

サマーディの危険性

14 心をトレーニングする

15 心をあるがままに見る

 日常生活の智慧
 絶え間ない精進
自分を知る
 理論と実践
 ヴィパッサナー(観察)瞑想
 サマタ(静寂)瞑想
 結び目をほどく
 苦しみからの解放
 四つの聖なる真理― 四聖諦

16 自由への鍵

 理論と現実
 執着は危険
 自然に湧き上がるエネルギー
 サマーディの力
 自然と調和して働く
 見方を変える
 中道を歩む
 真摯に修行する
 実践する!
 瞑想の基盤を確立する
 観 察

17 瞑想 ― サマーディを育てる

18 煩悩との闘い

19 実践する!
 
歩く瞑想

20 たゆまぬ実践

21 サマーディ(正定)― 無執着の心で

22 真夜中の修行


*******

深遠なる仏教の真髄を、平易な言葉で明晰に説き続けたタイの高僧アチャン・チャー長老。1960年代後半から70年代にかけて、アチャン・チャー長老がタイやイギリスで語った法話の中から、瞑想についての12の法話を厳選して収録。各国から集まった修行者たちはアチャン・チャー長老に感銘を受け、マインドフルネスはますます国際的に広がっていった。世界に影響を与えたマインドフルネスの源流に、時空を超えて触れる一冊。



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