2020/05/05

涅槃への道を妨げるものー『老いない経(ナジーラティ・スッタ)』


涅槃への道を妨げるもの: 『老いない経(ナジーラティ・スッタ)』

ブッダは幸福の道を教えられました。その道には、明確な終着点(ゴール)があります。ゴールはどこでしょうか?

心や身体の苦しみなど、あらゆる苦しみが滅したやすらぎの状態=涅槃(Nibbāna)です。

ブッダは私たちに、ゴールと、そこに至る道を示されたのです。


とはいえ、そのゴールにすぐにたどり着けるわけではありません。

道を歩んでいるとき、さまざまな妨害物にぶつかったり、前に進めなくなったり、後退したり、道から外れてしまったりするのです。

何がそうさせるのでしょうか?

どうすれば道をまっすぐに進めるのでしょうか?

ブッダの教えから学んでみましょう。


【目 次】

はじめに 仏道には終着点(ゴール)がある

第1章 一つ一つ、ハードルをのりこえて

老いるものとは? 老いないものとは?
外れた道とは?
諸善の障害とは?
昼夜、滅びゆくものとは?
梵行(清らかな生き方)の垢とは?
水のない沐浴とは?
財をなくす穴はいくつあるか?
6つの穴
 ① 怠惰(ālasya)
 ② 放逸(pamāda)
 ③ 無気力(anuṭṭhāna)
 ④ 不管理(asaṃyama)
 ⑤ 眠気(niddā)
 ⑥ 倦怠(tandī)
 6つの穴を避ける

第2章 前進と成長に必要な力

精進(viriya)を育てる
「善」のエネルギーを継続する


著者紹介

※チャンディマ・ガンゴダウィラ長老のプロフィールと書籍はこちら(画像クリック)でご覧いただけます。



チャンディマ・ガンゴダウィラ長老の電子書籍「Sukhi Hotu出版」
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※本書は『Patipada』誌で連載したものに、さらにチャンディマ長老にお伺いして加筆修正し、新たな一冊として刊行したものです


生きとし生けるものが幸せでありますように
Sabbe sattā bhavantu sukhitattā