2020/08/08

感情の波にのまれない、心のトレーニング


感情の波にのみ込まれず、感情を上手に管理していく、心の育て方。
社会の中で幸せに生きるために、私たちがすべきこととは?

感情の波にのまれない心のトレーニング: ストレスから心を解き放つ


私たちはさまざまな感情や気持ちで毎日をすごしています。うれしいときもあれば、落ち込むときもあり、楽しいときもあれば、悲しくなるときもあり、いやな気持ちや不安な気持ちになるときもあるでしょう。
みなさんは、こうした感情に気づいているでしょうか?
気づかずに、感情を野放しにしておくことは、危険なことです。もし不安や落ち込み、後悔、憎しみ、嫉妬など暗い感情をそのまま放置しておけば、それにとらわれ、いつのまにか心の病気になってしまう可能性がありますから。

そこで、このさまざまな感情――喜怒哀楽――にとらわれず、押し流されないために、私たちは何ができるのでしょうか? どうやって感情を扱っていけばよいのでしょうか? また、感情の揺れや浮き沈みにどう対処すればよいのでしょうか?

本書では、だれもが抱えている「感情の波」についてお話いたしましょう。

〈目 次〉
はじめに 感情の浮き沈み

第1章 日常生活をチェックする

なぜ、気持ちはしょっちゅう変わるのか?


①ブッダの教えに基づいた生き方
・五戒(pañca sīla)を守っているか?
・五戒は「自分の意志」で守るもの
・幸せな人間関係を築く「Sigālovāda Sutta」
・毎日を穏やな心ですごす

②マインドフルネス(気づき)と正知の実践
・気づき(sati:サティ)
・正知(sampajañña:サンパジャンニャ)
・気づきのバランス

③感情に対処するための心のあり方――精進

第2章 感情の荒波から離れた心の穏やかさ

感情のストレスから心を解き放つ

著者紹介
*****

〈著 者〉
チャンディマ・ガンゴダウィラ長老
Ven. Dr. Chandima Gangodawila


プロフィールと書籍はこちら(画像クリック)でご覧いただけます。

チャンディマ・ガンゴダウィラ長老の電子書籍「Sukhi Hotu出版」
Books


生きとし生けるものが幸せでありますように

***

※本書は『Patipada』誌で連載したものに、さらにチャンディマ長老にお伺いして練り直したものです。