2015/01/03

姿 勢


なぜ姿勢に気づく必要があるのか? 

 歩いているときは 歩いているし、 座っているときは 座っている。 横になっているときは 横になっている。 自分の姿勢くらい知っている。
 座る・立つ・歩く・横になる姿勢に 気づくことで、 何か特別な智慧が得られるのか、と思うかもしれません。



『8マインドフル・ステップス』バンテ・グナラタナ著、出村佳子訳



姿勢に注意すると、身体の動きが絶えまなく変化していることがわかるでしょう。

動かずに、じっとしているように見えても、変化しているのです。

心臓は鼓動していますし、身体からは熱が出ています。肺は拡がったり縮んだりしています。このように、身体は無常なのです。

また、身体の外側の動きに関しては、一部コントロールすることができますが、内側の微細な動きに関してはコントロールすることができない、ということに気づくでしょう。

コントロールできないため、心はいらだちます。

このことを理解することによって、「身体の動きの本質は  苦であり、無我である」と見る智慧が育つのです。


8マインドフル・ステップス

バンテ・グナラタナ著

  

2014/12/29

よいお年を

 本年もいろいろありがとうございました。
 来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 来る年が皆様にとって
 幸せな年になりますように。

 よいお年をお迎えください。
 
 
  
生きとし生けるものが幸せでありますように
 
 



 

2014/12/01

維持する

『8マインドフル・ステップス』バンテ・グナラタナ著、出村佳子訳
たとえいま
心が穏やかで、清らかで、
洗練されていても、

(なにもしなければ)

そのうち堕落することも
事実です。

だからこそ、

いちど善い心を育てたなら、

それを維持し、

実践しつづけることが
大切なのです。

苦しみを

根本から取り除くためには、
善い心を育てることが欠かせません。

さらに、

その善い心を維持することによって、

一時的な安心感や喜びではない、

長つづきする幸せが
得られるのです。

清らかな善い心は、

無常を見る「智慧」を育てるための
基盤になります。

この「智慧」によって、

欲と無知を
根こそぎ断つことができるのです。


8マインドフル・ステップス