第6章 喜び(ムディター)の瞑想
では、どのように喜びを育てるのでしょうか?
経典には次のように説かれています。
第一の方角を、喜び(ムディター)のこころで満たします。
第二の方角を、喜び(ムディター)のこころで満たします。
第三の方角を、喜び(ムディター)のこころで満たします。
第四の方角を、喜び(ムディター)のこころで満たします。
このようにして、上の方角を、下の方角を、横の方角を、すべての方角を、一切処を、あまねく全世界を、広大で、大いなる、限りのない、怨みのない、怒りのない、喜び(ムディター)のこころで満たして住みます。
たとえば、力強いホラ貝吹きは、四方にその音を容易に響かせます。
そのように、修行者は四方に、あますことなく、喜び(ムディター)のこころを育て、広げるのです。
喜び(ムディター)を育てると、こころは嫉妬の束縛から解き放たれ、明るく清らかになっていきます。こころに大きなやすらぎが得られるでしょう。
『喜び〈Mudita〉 ー 他人の幸せを喜ぶ人は幸せになる:嫉妬の手放し方』より
チャンディマ・ガンゴダウィラ長老(著)
Sabbe sattā bhavantu sukhitattā

