「不放逸(appamāda:アッパマーダ)」は、ブッダの教えのなかで最も重要な言葉のひとつです。
涅槃に入られる前、ブッダは弟子たちにこう説かれました。
Vayadhammā sankhārā appamādena sampādetha.
すべてのものは作られたものであり、壊れる性質のものである。不放逸で精進しなさい。
これがブッダの最後の言葉であり、遺言なのです。ですから不放逸(appamāda)であることが、いかに大切かということがおわかりになるでしょう。
『涅槃への道を妨げるものー老いない経(ナジーラティ・スッタ)』より
チャンディマ・ガンゴダウィラ長老