音楽を聴いたとき、みなさんはどんな気持ちになりますか?
楽しいですか? 落ち着きますか? 元気になりますか? それとも眠くなりますか?
人によって音楽にたいする感情はさまざまです。
音楽が好きな人は、楽しくなるかもしれません。
苦手な人は、不快になるかもしれません。
音楽で癒される人は、落ち着くかもしれません。
聴くと勇気がわいてくる人は、元気になるかもしれません。
音楽に興味がない人は、眠くなるかもしれません。
同じ音楽を聴いても、感じ方は人それぞれです。
なぜでしょうか?
それは、音楽にたいする好みや関心が違うからです。
人は自分の内なるこころの世界を外に投影して、その投影された世界を見ています。
さらには、それがほんとうの世界だと思い込んでいるのです。
この投影された世界は「自分ひとりだけの世界」であって、他人と完全に共有することはできません。
なぜなら、他人はその人自身の内なるこころの世界を投影し、それが真実だと思っているのですから――。
このように私たちは同じ世界に住んでいながらも、異なる世界を感じ、それぞれの見方を持って生きているのです。

正見〈正しい見方:Sammā Diṭṭhi〉
ありのままに見る智慧―八正道 ①
チャンディマ・ガンゴダウィラ長老【著】
Sabbe sattā bhavantu sukhitattā
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