2013/05/23

Happy Wesak Full Moon Poya Day

Wishing everyone a very peaceful Wesak Day. 
May all beings be well and happy.


To avoid all evil,
to cultivate good,
and to cleanse one's mind,
this is the teaching of the Buddhas.

Dhammapada

2013/05/16

心の平和

スリ・ダンマーナンダ長老 出村佳子訳

人類は、過去数千年のあいだに数え切れないほどの大きな戦争を起こしてきたと言われています。
戦うことは人類の特性なのでしょうか? 
何のために戦うのでしょうか? 
人間はなぜ同じ仲間である人間を殺すのでしょうか?



人類は、次から次へとすばらしい事物を発見し、発明してきました。しかし同時に、新しく発見したものを悪用してきたため、人類の種が滅亡する方向へ進んでしまったのです。


1945年8月、日本のヒロシマとナガサキに原子爆弾が落とされました。

それよりも、水素爆弾のほうが強大な破壊力をもつと言われています。科学者たちは、数百個の水素爆弾を落とせば世界が全滅する という恐ろしいことを考えています。科学の発展が何をもたらしたかを考えてください! 人間はいかに残酷で利己的になったかを理解してください!


私たちは、攻撃性という本能に従うべきではありません。
そうではなく、幸せになるために、「賢者が説く智慧の教え」に耳を傾け、道徳的な行為をおこなうべきです。


K. スリダンマーナンダ長老(著)

出村佳子(訳)


全訳文はこちらでお読みいただけます  ⇒ 「心の平和」


生きとし生けるものが幸せでありますように

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2013/05/05

各言語の翻訳者


スリダンマーナンダ長老著書の各言語の翻訳者


 


 





生きとし生けるものが幸せでありますように

2013/05/03

ウェーサーカ祭記念冊子

『智慧と善行為』

ウェーサーカ祭記念冊子




本文はこちらからお読みになれます ► 智慧と善行為
 
  

生きとし生けるものが幸せでありますように



2013/05/01

事実を知ろうとしない無知(智慧ある人は愉しんで生きる③-1)



事実を知ろうとしない無知

私たちは相対論、つまり「世の中は有でも無でもなく因縁に依って一時的に成り立っている」という真理を、なかなか理解することができません。理解できないということは仕方ありませんが、理解しようとする努力もしないのです。

先日のことですが、経営状態が思わしくなく借金を抱えて困っているという、ある会社の方々に話しをする機会がありました。


私が何を話したかといいますと「どんなに借金があっても悩んだり落ち込んだりすべきではありません。いまやるべき仕事をしっかりやってください。精一杯やって、それで会社が倒産して、ホームレスになったとしても、それはどうしようもないことではありませんか。ホームレスになったら元気に明るく、その場その場で生活すればいいのです。肝心なのは、どんな状況であれ、瞬間々々明るく堂々と生きることです。食べ物をゴミ箱から拾って食べるようになっても、私はなんて惨めなんだと思うと、苦しいでしょう。そうではなく、今日はいいもの見つけた、ついているぞ、と思えば人生は愉しいのです。このような思考をもつ人に苦しみはありません」と。


講演が終わったあと、一人の男性が私にこう言いました。「あなたの話しはわかります。しかし厳しすぎます。借金を抱えている私たちには、もう少し心が安らぐような話しをしてくれたほうがよかったのではないか」と。

この言葉からわかったことは、この男性が聞きたかったのは、祈祷すれば商売が繁盛するとか、苦労しなくてもお金が儲かる方法とか、そういうことなのです。でも、そういう類の話しは全部うそです。

このように、人は事実を聞きたがりません。でも、信じれば天国に行けるとか、祈れば神様が望みを叶えてくれるとか、そういうごまかしを言うと、みんな喜んで、その通りだと理解するのです。このような態度では、当然、事実を理解することなどできません。ということは、真の愉しみや幸福も得られないのです。





愚か者が行う改革は危険

それから私たちは、事実を知ろうとしないだけでなく、他を自分の思いどおりに変えようとしています。子供を変えよう、夫や妻を変えよう、部下を変えよう、周りの人を変えようと頑張っています。でも、暴れまわっている子供をおとなしくさせるのは簡単でしょうか。上司が部下に、営業成績をあげろと命令しても、効果があるのでしょうか。

子供を変えようとすると子供は「うるさい」と言ってさらに反抗するでしょうし、部下にプレッシャーをかけても、余計に焦ったり不安になってうまくいかなくなるものです。結局、相手を強引に変えようとすると、相手はものすごく苦しむのです。そしてそこから対立や争い、ひいては戦争までもが生じるのです。因果法則を知っている人は、そういう無理強いはしません。

それから人間は自然も変えようとしています。山林を伐採して道路をつくったり、トンネルを掘ったり、石油を掘ったり、海や沼を埋め立てて陸地をつくったりと、次々に自然を変えるのです。それで私たちは幸福になったでしょうか? 科学技術が進歩して、生活は確かに便利になりました。でも、心の安らぎや安心感だけはないのです。


私たちが毎日食べている米や野菜は、本来人間の体にいいものですが、いまは農業技術が発達したために、田畑に多量の農薬や化学肥料を撒いていますから、いいものであるはずの農作物に毒がたっぷりかかっています。ですから安心して食べられない状態になっているのです。それで最近では、無農薬の野菜を買う人も多いようですが、それも本当に無農薬かどうかはちょっとわかりません。なかには「無農薬というラベルを貼れば儲かる」と考えて商売している人たちもいますから、あまり信頼できないのです。



ですから無知な人たちが、農業を改革しよう、経済を成長させよう、科学を発展させようとすると、世の中は混乱して危険な状態に陥ります。大量化学兵器は誰がつくったのですか? 無知な科学者たちです。そのために大勢の罪の無い人たちが犠牲になり苦しむ羽目になっているのです。

しかし、因果法則を知っている智慧のある人が世界の発展に携わるなら、すばらしい世界になることは間違いありません。なぜなら智慧のある人は常に皆の幸福と平和を考えて行動するからです。


そこで、できれば子供たちは、まず仏教を学んで智慧を育ててから学校で勉強したほうがいいと思います。そうすれば社会の役に立つ立派な人間に育つでしょう。



無常・苦・無我

これまで相対論について話してきましたが、相対論がむずかしくて理解できないという方は、次の真理を理解できるように頑張ってください。

・一切は無常である

・一切は苦である
・一切は無我である

という三つの真理です。でも、この三つを全部、理解する必要はありません。このなかの一つだけを理解すればよいのです。
そこで、無常を理解するか、苦を理解するか、無我を理解するかは、各人の性格で決まります。

一般的に誰でも理解しやすいのは「無常」です。「苦」は、観察力が鋭い人に適しています。苦を観察することは簡単ではありません。これは単に苦しいという意味ではなく、もっと深い意味の「虚しい」という意味なのです。鋭い観察力で生命を観察するなら「苦」というポイントがよいでしょう。「無我」は、ものごとを深く考える思想家や哲学者に適しています。ヨーロッパに有名な哲学者がいましたが、あのぐらいの能力があれば「無我」にチャレンジしたほうがいいと思います。

次に、誰にでも理解しやすい「無常」についてお話いたしましょう。(続きます)


A. スマナサーラ長老
事実を知ろうとしない無知(智慧ある人は愉しんで生きる③-1)


2013/02/25

Maghapuja day


 一切の悪を犯さないこと。

 善に至ること。

 心を清らかにすること。

 これらが諸仏の教えです。

 ダンマパダ183

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 Sabba papassa akaranam,  Kusalassa upasampada, 
 Sacitta-pariyodapanam,  Etam Buddhanusasanam.

 Dhammapada183

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~Maghapuja day!




2013/02/18


あらゆる行為は、
心にもとづき、心を主とし、
心によってつくられる。
汚れた心で行ない、話すなら、
苦しみが付いてくる。
車輪が、荷車を引く牛の足跡に付いて行くように。



あらゆる行為は、
心にもとづき、心を主とし、
心によってつくられる。
清らかな心で行ない、話すなら、
幸福が付いてくる。
影が、その身体から離れないように。           


ダンマパダ1・2 


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Mano pubbangama dhamma, mano settha manomaya,
manasa ce padutthena, bhasati va karoti va,
tatonan dukkha manveti, cakkhan va vahato padan.

Mano pubbangama dhamma, mano settha manomaya,
manasa ce pasannena, bhasati va karoti va,
tatonan sukha manveti, caya va anapayini.

Dhammapada1,2

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2013/01/26

智慧ある人は愉しんで生きる〈もくじ〉


スマナサーラ長老法話


2-1 相対論

3-2 無常・苦・無我

4  今の瞬間を生きる

5  過去に悩まず、未来を期待せず

6  最高の愉しみ

生きとし生けるものが幸せでありますように

2013/01/10

善友


ある日、アーナンダ尊者がお釈迦様にこのように尋ねました。

Upaddhamidam, bhante,
brahmacariyassa yadidam kalyānamittatā kalyānasahāyatā kalyānasampavankatā.

善友がいること、善友と共にいること、善友とつきあうことで、
仏道の半分が達成できると思いますが、いかがでしょうか。

これにたいし、お釈迦様はこのように説かれました。

Mā hevam, ānanda, mā hevam, ānanda. 
Sakalameva hidam, ānanda,
brahmacariyam yadidam 
kalyānamittatā kalyānasahāyatā
kalyānasampavankatā.
(Samyutta Nikāya)

アーナンダよ、そうではない。
アーナンダよ、そうではない。
善友がいること、善友と共にいること、善友とつきあうことで、
仏道の半分ではなく、仏道の全てが完成するのです。

(相応部経典)


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本年が皆様にとって幸せな年になりますように
生きとし生けるものが幸せでありますように

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2012/11/20

Turkeys

Photo: Woodstock animal sanctuary


Turkeys are sensitive, social individuals, and in conditions where they are permitted to thrive, they are seen for the complex, adaptive, and intelligent animals that they are. Turkey hens are devoted mothers who care diligently for their young, with broods staying together for 4-5 months and male siblings maintaining a social bond for life.

~ Young turkeys under four weeks of age, known as poult
s, learn crucial survival skills and information from their mother, including what to eat, how to avoid predators, the geographical layout of the home range, and important social behaviors.

~ During the day, the birds forage together in brush, fields, and wooded expanses, using their beaks to explore and to locate food; by night, they roost high in trees, safe from predators. The size of a broods’ home range varies, but can be as large as 500 acres.


And did you know?

Turkeys like to have breakfast and dinner as a family. Turkeys have two major feeding times, one during mid-morning, the other mid-afternoon. Family groups often meet to enjoy their meal together.

A mother turkey is very protective of her young, and will risk her life to save her babies. If she feels threatened, she may freeze or sound a cry of warning to her young, instructing them to take cover. She may also attack or pretend that she is hurt to draw the predator’s attention away from her offspring.

Turkeys love to be petted. They will sit happily for long periods having their feathers stroked, and some even purr.

The turkey was almost selected as the United States national bird. Benjamin Franklin proposed the bird to be the proud symbol of the United States.

Turkeys like to listen to music, especially classical. In fact, they like it so much that they will often cluck and gobble in a manner that can only be described as singing along.

It is difficult to sneak up on a turkey. They have excellent vision and a wide visual field of about 270 degrees. They also have great hearing-but no external ears.

Males love to feel noticed and admired. Toms on sanctuaries are known to follow busy human caretakers from chore to chore, standing off to the side, puffing out their feathers in full display, quietly and patiently waiting for the prospect of attention.

On industrial farms, turkeys never know the comfort of a natural environment or the satisfaction of instinctual behaviors. In natural conditions, baby turkeys would stay with their mothers for up to five months, but turkeys on commercial farms never experience the safety or warmth of the nurturing presence they instinctually long for. Instead, they endure confinement, crowding, disease, abuse, and a short life of intense suffering that ends in brutality. Between 250 and 300 million turkeys are raised for slaughter every year in the U.S. – more than 46 million are slaughtered for Thanksgiving alone.

Woodstock animal farm sanctuary, Woodstock, N.Y.