2013/07/17

善い統治者の10の徳

スリダンマーナンダ長老(著)「仏教と政治」より

ジャータカ物語のダサ・ラージャ・ダンマに、「善い統治者の10の徳」が説かれています。この10の項目は、今日になっても、国を平和に統治しようとする統治者に当てはまります。

 ① 寛大で、自己中心的ではないこと
 ② 高い道徳性を保っていること
 ③ 国民の幸福のために自らの楽しみを進んで犠牲にすること
 ④ 正直で、誠実であること
 ⑤ 親切で、やさしくあること
 ⑥ 国民の模範となるべく質素な生活を送ること
 ⑦ 憎しみを持たないこと
 ⑧ 暴力を振るわないこと
 ⑨ 忍耐があること
 ⑩ 世論を尊重し、平和と繁栄を促進すること 


 お釈迦様は、このように強調されました。
 「統治者は道徳を守り、公の権力を国民の幸福を向上させるために使ってください」