『第3章 言葉と思考』より
「言葉」をつくるのは「思考」
話を先に進めましょう。
私たちが理解すべきことは、
「話す〈言葉〉は〈思考〉から生じている」
ということです。
どのような思考が働いているのでしょうか?
その働きは2つあります。
◎ vitakka(ヴィタッカ:尋)
◎ vicāra(ヴィチャーラ:伺)
です。
言葉の行為(語行:vacī saṅkhāra)とは何かということについて、
『中部経典』にはこのようにあります。
Pubbe kho, āvuso visākha, vitakketvā vicāretvā pacchā vācam bhindati, tasmā vitakkavicārā vacīsaṅkhāro.
友、ヴィサーカよ、
(人は)先に尋思し、伺察して、
後に、言葉を発します。
それゆえ、
尋(vitakka)と伺(vicāra)が語行なのです。
「言葉をつくるのは思考」
『正語〈正しい言葉:Sammā Vācā〉
~幸・不幸をつくる言葉の法則 ― 八正道➂』より
チャンディマ・ガンゴダウィラ長老【著】
Sabbe Sattā Bhavantu Sukhitattā

