自分を慈しみ、大切にすることは、利己的なことではありません。ですから、自分に害をもたらす薬物や飲酒、悪い食習慣、喫煙、愚かな行為、休養不足などで自分を傷つけないよう、心と身体を大切にしてください。
たとえば、嘘をついたら、相手を傷つけるよりも先に自分が傷つきます。
他の生命を殺したり、与えられていないものを取ったりすると、最初に傷つくのは自分なのです。
したがって、自分を慈しみたければ、自分を害する行為をやめなければなりません。
自分を害する行為をやめると、正直さや注意力、智慧が育っていきます。こうして心は苦しみから解放されるのです。
『慈悲の瞑想:慈しみの心』グナラタナ長老
生きとし生けるものが幸せでありますように