輪廻の中にいる限り、私たちは苦から逃れることができません。たとえいま幸せを感じていたとしても、将来はどうなるのかわからず、そのため安心は得られないのです。
安心が得られるのは、聖者の最初の位である預流果(sotāpanna)に達したときです。そのときはじめて、本物の安心・安穏が心に現れるのです。
預流果には3種類あるといわれています。
・7回輪廻転生した後、輪廻を終える
・2~3回輪廻転生した後、輪廻を終える
・1回だけ輪廻転生した後、輪廻を終える
いずれにせよ、最高で7回だけです。それも善趣に転生します。ここで、悪趣に落ちないという安心感が得られるのです。
チャンディマ・ガンゴダウィラ長老
4月12日法話メモ
生きとし生けるものが幸せでありますように