2021/12/18

「マインドフルネス:チャンディマ長老と心理学者(オーストラリアの教授)による対談」ライブでの簡単な和訳メモ






「マインドフルネス:チャンディマ長老と心理学者(オーストラリアの教授)による対談」
ライブでの簡単な和訳メモ(アウトライン)です。

Sukhi Hotu(翻訳)


◎現代(西洋)のマインドフルネス(気づき)の実践で欠けているものは?


◎ブッダは「五蘊(心と体の構成要素)」を観察するように説いた。
苦を滅する道「八正道」の実践(戒定慧)の中にマインドフルネス(気づき)含まれている。
重要な要素だが、他の項目を疎かにすべきではない。


◎現代のマインドフルネスには危険が伴う。ブッダは自分を観察することについて説いた。「心」について説いた。
一方、現代のマインドフルネスは主に「脳」を中心に説く傾向がある。大きな違いがある。


◎西洋のマインドフルネスは科学的分析やテクニック、また欲に偏りすぎていて、「我(ego)」を肥大化させている傾向がある。


◎「我(ego)」を減らしていく実践こそが、ブッダが説いたマインドフルネス(気づき)です。


◎気づきの実践に宗教は関係ない。誰でも実践できるもの。


◎仏教でも科学でも知識だけに頼る傾向はあまりよくない。実践しないことは問題。


◎日常の事柄(行動や動作)に気づくだけでなく、「意図」に気づく必要がある。


◎八正道の実践において「気づき」は常に必要。「気づき」は欠かせない。


◎「気づき」は欠かせないが、「気づき」だけでなく「慈しみ」を実践することも重要です。2つは両輪です。


◎マインドフルネス瞑想だけすればいいというものではない。シンプルなことだが、親を大切にすること、周りの人が困っていたら助けてあげること、自分の意見ばかり主張するのではなく聴く耳を持つこと……そういった慈しみを常に持って日々を過ごすことが大切。


◎自分と他者の間に壁を作らないようにする。気づきと慈しみで壁をなくしていくことで幸せが得られます。



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