スリダンマーナンダ長老(著)「仏教と政治」より
「善い統治者の10の徳」がジャータカ物語に記されています。
この10の項目は、今日になっても、国を平和に統治しようとする統治者に当てはまります。
① 寛大で、自己中心的ではないこと
② 道徳(sīla)をしっかり守っていること
③ 国民の幸福のために、自らの楽しみや贅沢を進んで犠牲にすること
④ 正直で、誠実であること
⑤ 親切で、やさしくあること
⑥ 国民の模範となるべく、自己を制御し怠けないこと
⑦ 憎しみを持たないこと
⑧ 暴力を振るわないこと
⑨ 忍耐があること
⑩ 国民の意見を尊重し、平和と繁栄を促進すること
ブッダは、次のように強く説かれました。
「国の統治者は道徳(sīla)を守り、
公の権力を国民の幸福を向上させるために使うように」と。
2022/07/07 21:05 更新
2013/07/17 8:38
生きとし生けるものが幸せでありますように🙏