2024/01/05

地震の中で産声:能登半島大震災

小さな手

「大変な時に無事に生まれてきてくれてありがとう。強い子に育ってほしい」

地震が発生したのは、陣痛が起きてから約2時間後だった。

壁がひび割れするなどの被害に遭い、「こんな大きな災害時に受け入れてくれるのか」と心配しながら恵寿総合病院に電話した。

「すぐに向かってください」との返事を受けて、1日、病院に向かう。

2日午前に赤ちゃんを無事出産した。

地震発生後、恵寿総合病院前の道路あは隆起して車が通れないほどの状況だった。断水が続いて井戸水を使うほど非常時の対応を強いられている。

「被災地にもお産を控える妊婦がいる。二つの命をみんなで守る意識がもっと広がってほしい」

恵寿総合病院

安穏でありますように


クリックすると画像が拡大します
出典:北國新聞 2023/01/04