何が昼夜、滅びていくのでしょうか?
「若さ」です。時間は刻一刻と過ぎ去っていきます。朝が来て夜になり、また朝が来て夜になり、こうして「若さ」は少しずつ消えていくのです。
肌にはしわができ、ひざや腰が痛みだし、体力がなくなり、歩くスピードもゆっくりになります。
私たちの肉体は徐々に老いて、やがて壊れます。肉体だけでなく、あらゆる物質は最終的に壊れます。
このように、「生」は刻一刻と確実に「死」に向かっているのです。
この真理をあるがままに受け入れ、客観的に理解することにより、私たちの心は落ち着いていくでしょう。
『涅槃への道を妨げるものー老いない経(ナジーラティ・スッタ)』より
チャンディマ・ガンゴダウィラ長老