人類の歴史は、貪欲、憎悪、傲慢、嫉妬、わがまま、妄想などが絶え間なく表面化してきた 混乱のあらわれです。
過去数千年のあいだに、人類は数え切れないほどの大きな戦争を起こしてきたと言われています。
戦うことは人類の特性なのでしょうか?
何のために戦うのでしょうか?
人はなぜ同じ仲間である人を殺すのでしょうか?
人類は、次から次へとすばらしいモノを発見し、発明してきました。
しかし同時に、新しく発見したモノを悪用してきたため、人類を滅亡させようとする方向に進んでしまったのです。
1945年8月、日本に原子爆弾が落とされました。
それよりも、水素爆弾のほうが強大な破壊力を持つと言われています。
科学者たちは、数百個の水素爆弾を落とせば世界が全滅する、という恐ろしいことを考えています。
科学の発展が何をもたらしたかを考えてください!
人間はいかに残酷で、利己的になったかを理解してください!
私たちは、攻撃性という本能に従うべきではありません。
そうではなく、幸せになるために、「賢者が説く智慧の教え」に耳を傾け、道徳的な行為をおこなうべきです。
世界の至るところで大勢の政治家やリーダーたちが、世界の平和を保ち、促進する方法を見いだした、と叫んでいます。
そして数多くの平和条約や協定が取り決められました。
しかし、そのような努力にもかかわらず、いまだに国民の恐怖を取り除くことはできていないのです。
戦争をすれば、大勢の人の命と多額のお金が無駄になります。
政府は、命とお金を浪費する方向から、国民の安全を守り、生活水準を向上させる方向へ転換しなければなりません。
国家と国民が欲望と傲慢を捨て、権力と財産を追い求める愚かな行為を完全に捨てるまで、この世界に平和はないでしょう。
権力や財産は、幸福をもたらしません。
真理を知ることだけが、心に有益な変化を与えてくれるのです。
そして、本当の意味での武力解除、つまり心の中での戦争が終わるのです。
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