人は知らず知らずのうちにネガティブな思考パターンに囚われてしまうものです。
怒りや嫉妬、競争心、不安、恐怖、落ち込みといった思考や感情は、自分を苦しめるだけでなく、周りの人にも悪い影響を与えます。
そこで、「正しい思考(正思惟)」を実践していくことで、これらネガティブな思考に気づき、思考を管理できるようになるのです。
「正しい思考(正思惟)」は人生の羅針盤であり、生き方そのものです。
日々、思いやりや慈しみ、施し、理解、智慧に基づいた思考を選択し、実践することによって、思考が清らかになっていくでしょう。
その結果、より安穏で幸福な人生を送り、こころを悩ませている悩みや不満、苦しみは消えていくのです。
「おわりに:ネガティブな思考からの解放」より
正思惟〈正しい思考:Sammā Saṅkappa〉
欲・怒り・害意の手放し方―八正道 ②
チャンディマ・ガンゴダウィラ長老【著】
生きとし生けるものが幸せでありますように