何が「外れた道」と言われるのでしょうか?
ブッダは、「貪欲(rāga:ラーガ)が外れた道である」とおっしゃいました。
「外れた道」とはどのような道でしょうか?
歩むべき道とは異なる道のことです。
私たちは道をまっすぐに進もうとしますが、その途中で何かに妨げられたり、迷ったり、別の方向へ行ったりなど、なにかしらの理由で進むべき道から逸れてしまうこともあるでしょう。仏道から逸れ、涅槃への道を歩むことから逸脱してしまうのです。
仏道だけでなく、世の中で何かを成し遂げようとしているときにも、同じことがいえます。たとえば仕事で何かプロジェクトを立て、目的に向かって実行しているとしましょう。
その途中で何か別のことに欲が出て、興味が移り、それにとらわれ、引きずられるとどうなるでしょうか?
もともとの目的から外れて、別の方向へ逸れてしまいますね。
このように、欲は仏道だけでなく、世俗的な成功からも逸脱させるのです。
『涅槃への道を妨げるもの:老いない経(ナジーラティ・スッタ)』より
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