次のポイントです。これは、なぜ恐怖があるのかという説明です。
私たちは誰でも感情で生きています。
客観性、理性、具体性、現実、真理、法則などを参考にして生きることはしていません。
子供を見てください。感情ばかりです。でも、それは大人も同じです。
感情や主観が、私たちの人生を指導しています。
嘘や幻覚、幻想を参考にして、私たちは生きるために必要な判断をしているのです。
人間も神々も生命は皆、無明に覆われ、感情で判断しています。
例えば、賭けごとで考えてみてください。
2人がいて、それぞれ100万円ずつ賭けるとしましょう。
コインを投げます。あなたが「表」と言ったところで、コインの「表」が出たら、あなたの勝ち。「裏」が出たら、あなたの負けです。
勝ったら楽しいでしょう?
ぼろ儲けです。
でも、どちらに向くかはわかりません。
理性のある人は、賭けごとには手を出しません。
どんなに誘われても、「このお金は私が苦労して仕事をして貯めたお金だから、ばかみたいに賭けごとなんかしません。このお金で家族と美味しいご飯を食べたり、旅行をしたりして楽しみます。出て行ってください」ときっぱり断るのです。
相手は、「あなたが勝ったら200万円も貰えますよ」と言ったとします。
それでも、「いりません、賭けごとはしません」と断ります。
それが理性的な態度です。
でも、理性のない人は賭けごとの方に行きます。
それでかなり損をするはめになるのです。
なぜ麻薬や酒に依存するのでしょうか?
理性ではなく、感情で判断しているからです。
(続きます)
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生きとし生けるものが幸せでありますように