第4章 苦しみを引き起こす〈邪語〉とは? より
②離間語(陰口)
邪語の2番目は、pisunāvācā です。
Pisunāvācā は、誰かの陰口を別の人に言って2人の仲を引き裂こうとする行為です。
「離間語」や「悪口」「中傷」と訳されています。
いわゆる、本人のいないところでその人の悪口を言って2人の仲を悪くさせ、分断させるようなことを言うことです。
どういうことでしょうか?
たとえばAさんにBさんの悪口を言って、Bさんのことを悪く思わせたり、
逆にBさんにAさんの悪口を言って、Aさんのことを悪く思わせたりして、2人の仲を引き裂こうとするのです。
これは2人の間だけでなく、グループ間にも、組織間にも、会社間にも、国家間にも、政治間にも、あてはまりますね。
仲を引き裂く離間語は、どんな場合でも悪い行為であり、
悪い業を生み出すことになりますから、
結果として他人だけでなく、自分にも苦しみをもたらすのです。
友情を壊さない
私たちは人として「言葉を使って家族や友人、社会、そして世界に調和をもたらす」ことが期待されます。
ですから自分の使う言葉が、
・他者の仲を引き裂かないか
・調和をもたらすか
ということをチェックするようにしてください。
悪口を言わないことは、言い換えれば「友情を壊さない」「仲を引き裂かない」ということです。
自分の友情も含め、他人の友情を壊さないことが、安穏への道なのです。
「第4章 苦しみを引き起こす〈邪語〉とは?」より
『正語〈正しい言葉:Sammā Vācā〉
~幸・不幸をつくる言葉の法則 ― 八正道➂』
チャンディマ・ガンゴダウィラ長老【著】
Sabbe Sattā Bhavantu Sukhitattā

