執着のないこころ
そこで、自分に何かが起きたとき、
誰かに何かをされたとき、誰かに何かを言われたとき、
いま世の中で起きていることを見るとき、
どんなことも、どんな出来事も、
できるだけ自分の感情や主観を入れないよう、
客観的に観るようにしてください。
このようにして、ものごとに執着しないこころが育っていくのです。
執着は、苦しみをもたらします。
仏教では、苦しみの原因は執着にあると説いています。
モノや出来事、人にたいして執着すると、
それを失うことを恐れ、
不安や怒りなどネガティブな感情が生まれてきます。
それで苦しみを感じてしまうのです。
客観的にものごとを観、ウペッカーがあれば、
こころは執着の苦しみから解放され、平穏になるでしょう。
『こころの平穏 - ウペッカー〈upekkhā〉
偏見を超え、客観的に見る智慧』
チャンディマ・ガンゴダウィラ長老【著】
Sabbe Sattā Bhavantu Sukhitattā

