2010/10/24

自ら励みなさい

よく、このような質問を受けます。

「自分の心に慈悲を育てたら、他人の痛みや苦しみ、憎しみを取り除くことができますか?」

お釈迦さまですら、他の人にたいして 「やすらかで幸せになりますように」と願うだけでは、その人の痛みや苦しみを取り除くことはできませんでした。

お釈迦さまはこのようにおっしゃいました。
 
 あなた方は解脱するために 
 自ら励みなさい。
 ブッダは法を説くだけである。

 グナラタナ長老

2010/10/21

刺激論〈もくじ〉

スマナサーラ長老法話

刺激論:スマナサーラ長老法話


1 眠っている頭

2 生ごみより臭い妄想

3 刺激の奴隷

4 知っているのは「主観」

5 パパンチャのからくり

6 囚われずに歩む


文責:出村佳子

生きとし生けるものが幸せでありますように

2010/10/17

「他者に尽くす」とは

「他者に尽くす」ということは、
自分を犠牲にして 自分ができる以上のことをやることだ
と多くの人が考えています。
しかし、これは事実ではありません。
なぜなら、どんなことも
「どんな心で尽くすか」という その人の気持ちや
どのくらい「無私の心」を育てているか、ということで決まるからです。

~スリダンマナンダ長老

2010/09/30

阿羅漢の智慧

阿羅漢 (完全に覚った人)の智慧 は、
ものごとを あるがままに観察します。
心を散乱させることも 混乱させることもなく、
生じてくる諸々の感覚を 
始めから終わりまで観察するのです。

2010/09/25

瞑想をすると・・・

瞑想をすると、心も身体も 自然にリラックスします。
そして 煩悩は消えていきます。
眠気や睡魔は 注意深さに換わり、
曖昧さや優柔不断は 確信に換わります。
怒りや憎しみは 喜びに換わり、
不安や悩みは 幸福に換わります。
そして潜在意識に埋もれていた慈しみが表面にあらわれ、
それによって 私たちは より穏やかで幸せになるのです。

~グナラタナ長老

2010/09/18

心が清らかな人を非難する人・・・

心が清らかな人を非難する人は、
天に向かって唾を吐くようなものです。
唾は天を汚さず、唾を吐いた人を汚します。

他人の悪口を言う人は、
向かい風に向かって塵を投げるようなものです。
投げた塵は、投げた人に降りかかります。

心が清らかな人を傷つけることはできません。
苦しみは、悪口を言った人に戻ります。

~スリダンマナンダ長老

2010/09/12

自分の苦しみは・・・

自分に生じている苦しみは、自分の責任です。

何かにたいして いらだったり いやな気持ちになったりすれば、
自分の心に 苦しみが生まれます。

ですから、世界が悪いのではなく、
いやな気持ちになった自分が悪い
ということを 理解してください。

~スリダンマナンダ長老

2010/09/04

自分が一番愛おしい

全世界のどこを探しても、
自分より愛しい人を見つけることはできません。
自分が 他の誰よりも愛おしい。
そのように、他の生命も 自分のことが いちばん愛おしい。
それゆえ、自分を愛する者は 他の者を害してはなりません。

2010/08/29

怒り

怒りには
心のエネルギーを消耗させ、
これまで積み上げてきた瞑想や
戒律の実践を 台無しにする
破壊力があります

~グナラタナ長老

2010/08/22

どうすれば・・・

どうすれば
心の安らぎ、穏やかさ、落ち着きが
得られるでしょうか?

自分の優越感を減らし
高慢を追い払い
エゴを抑え
頑固さを捨て
冷静にいることです。
 
~スリダンマナンダ長老