Photo credit: Bhante Gangodawila Chandima
2024/02/20
2024/02/16
ありのままに見るために欠かせないこと『正見〈正しい見方:Sammā Diṭṭhi〉―八正道 ① 』
問題は、ひとりひとりがみな、
「自分が見ていることや考えていること、感じていることは正しい」
「自分の見方は正しい」
「自分の意見は正しい」
と思っていることです。
知らず知らずのうちに、自分の見方に執着しているのです。
さらには、自分と違う見方や考え方を持っている人にたいして違和感を覚え、
「あなたは間違っている」と思う傾向があります。
そこから意見のぶつかり合いや対立、論争、争いなどが起こってきます。
これが無数の悩みや苦しみを引き起こすのです。
そこで、「この自分中心のものの見方〈主観〉から離れて、真実をありのままに見ましょう」「正しい見方〈正見〉を育てましょう」と教えているのが仏教です。
自分の偏見や先入観、固定概念を取り去って、ものごとを客観的に、ありのままに見られるよう、こころを育てていくのです。
第2章 なぜ、ありのままに見られないのか? より
正見〈正しい見方:Sammā Diṭṭhi〉
ありのままに見る智慧―八正道 ①
チャンディマ・ガンゴダウィラ長老【著】
生きとし生けるものが幸せでありますように
2024/02/15
我論への執着「自由への突破口③-6」
改良する構え、捨てる構え「自由への突破口③-5」から続きます。
④「我論」への執着 attavādupādānaṃ
最も強い執着は、「我語取(我論への執着)」です。
自分の身体や感覚、思考、感情などを「自分だ、私だ、自我だ」と錯覚することです。
思考は思考であって、「私」ではありません。だってすぐに変化するでしょ。感情は感情であって、すぐに変化するものです。ですから「私」ではありません。肉体も変化して壊れていきますから、「私」ではありません。
でも私たちは、それらすべてにたいして「私だ」と思っているのです。


