2014/12/29

よいお年を

 本年もいろいろありがとうございました。
 来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 来る年が皆様にとって
 幸せな年になりますように。

 よいお年をお迎えください。
 
 
  
生きとし生けるものが幸せでありますように
 
 



 

2014/12/01

維持する

『8マインドフル・ステップス』バンテ・グナラタナ著、出村佳子訳
たとえいま
心が穏やかで、清らかで、
洗練されていても、

(なにもしなければ)

そのうち堕落することも
事実です。

だからこそ、

いちど善い心を育てたなら、

それを維持し、

実践しつづけることが
大切なのです。

苦しみを

根本から取り除くためには、
善い心を育てることが欠かせません。

さらに、

その善い心を維持することによって、

一時的な安心感や喜びではない、

長つづきする幸せが
得られるのです。

清らかな善い心は、

無常を見る「智慧」を育てるための
基盤になります。

この「智慧」によって、

欲と無知を
根こそぎ断つことができるのです。


8マインドフル・ステップス
  

2014/11/21

心を注意深く調べてみると

なぜ、自分にたいして「思いやり」を
実践しなければならないのか、
と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。
『8マインドフル・ステップス』バンテ・グナラタナ著、出村佳子訳
「自分を思いやることは

わがままではないか」

「自分のことはどうでもいい。

真の精神修行とは、
他者を思いやることだ」

と言うのです。


これは一見すばらしいことのように聞こえますが、

自分を騙している可能性もあります。

自分の心を注意深く調べてみてください。


そうすれば、

「世界中で 自分よりも愛しい者は ほかにいない」
ということがわかるでしょう。

自分に思いやりを向けることは、悪いことではありません。


実際、それは 「他者を思いやる実践」の土台になるのです。


ブッダはこのようにおっしゃいました。


 心で 全世界を捜してみても、

 自分より愛しい者は どこにも見いだせない。

 そのように、他者にとっても自分は

 このうえなく 愛おしい。

 ゆえに、自分を愛する者は、

 他者を傷つけないように。
                  (ウダーナ5、1)



バンテ・H・グナラタナ著
  



2014/11/01

「気づく」ことによって

気づくこと (マインドフルネス) によって、
いったん立ち止まることができます。

気づくことによって、
・ 悪い思考や行動パターンが
  生じるのを防ぎ、
・ 生じたときには対処し、
・ 善い思考や行動パターンを育て、
・ それを維持する
のに必要な時間を与えてくれるのです。

また、無意識に行為をすることがなくなり、
自分の思考・言葉・行動を管理することができるようになります。

らに、現象を歪めることなくあるがままに洞察し、理解する 「智慧の眼」 が生じるのです。


8マインドフル・ステップス
バンテ・グナラタナ著


2014/10/14

8マインドフル・ステップス


ブッダの説かれた幸せへの道

八正道を現代社会で実践するためのガイドブック。

幸せを願う、すべての人へ。



ブッダが発見した真理


 幸せと幸せではないもの
 幸せのもと
 苦しみの罠
 段階的なトレーニング
 実践をサポートするもの
 生活をシンプルに
 自制の練習
 善い心を育てる
 指導者を見つけ、教えを探究する
 気づき(マインドフルネス)の実践を始める
 坐る瞑想
 痛みに対処する
 心を集中させる
 一分間のマインドフルネス


ステップ1 正しい見方 〔正見:Sammā‐Ditthi〕

 「原因と結果」を理解する
 「四つの聖なる真理」 〔四聖諦〕を理解する
   第一の真理――苦
   第二の真理――苦の原因
   第三の真理――苦の滅
   第四の真理――苦を滅する道
 「正しい見方」のマインドフルネス
 Key Points

ステップ2 正しい思考 〔正思惟:Sammā‐Sankappa〕


 欲から離れる(手放す・施す)
 「物」を施す
 「人・経験・信仰」にたいする執着を手放す
 恐怖に対処する
 慈しみ
 敵を慈しむ
 怒りに対処する
 あわれみ
  「自分」にたいするあわれみ
  「親」にたいするあわれみ
  「子ども」にたいするあわれみ
  「妻・夫」にたいするあわれみ
 「正しい思考」のマインドフルネス
 Key Points

ステップ3 正しい言葉 〔正語:Sammā‐Vācā〕


 真実を話す
 言葉は武器ではない
 やさしい言葉
 無駄なおしゃべりをしない
 「正しい言葉」のマインドフルネス
 Key Points

ステップ4 正しい行動 〔正業:Sammā‐Kammanta〕


 五つの戒律 〔五戒〕
 行動をするときの道徳
 殺さない
 盗まない
 淫らな行為をしない
 放逸の原因となり、酔わせる酒や麻薬類を使用しない
 在家者の「高いレベルの戒律」
 「正しい行動」のマインドフルネス
 Key Points

ステップ5 正しい生計 〔正命:Sammā‐Ājīva〕


 「正しい生計」かどうかを判断する
 「正しい生計」を見つけるには
 「正しい生計」のマインドフルネス
 Key Points

ステップ6 正しい精進 〔正精進:Sammā‐Vāyāma〕


  十種類の束縛
   束縛1 我があるという見解 〔有身見〕
   束縛2 疑い 〔疑〕
   束縛3 儀式儀礼への執着 〔戒禁取〕
   束縛4 感覚器官の対象への欲 〔欲貪〕
   束縛5 怒り〔瞋恚〕
   束縛6・7 存在への微細な欲 〔色貪・無色貪〕
   束縛8 自分がいるという潜在認識 〔慢〕
   束縛9 うわつき 〔掉挙〕
   束縛10 真理を知らないこと 〔無明〕
 五つの妨害物 〔五蓋〕
   五蓋1 欲 〔貪欲〕
   五蓋2 怒り 〔瞋恚〕
   五蓋3 沈鬱・眠気 〔惛沈睡眠〕
   五蓋4 うわつき・後悔 〔掉挙後悔〕
   五蓋5 疑い 〔疑〕
 「正しい精進」の四つのアプローチ
   悪い心が生まれるのを防ぐ
   悪い心に対処する
   五蓋に対処する
   善い心を育てる
   善い心を維持する
 「全体」を見る
 「正しい精進」のマインドフルネス
 Key Points

ステップ7 正しい気づき 〔正念:Sammā‐Sati〕


 四つの気づきの対象
 「身体」に気づく
   呼吸に気づく
   姿勢に気づく
   身体の部分に気づく
 「感覚」に気づく
 「心」に気づく
 「法」に気づく
 Key Points

ステップ8 正しい集中 〔正定:Sammā‐Samādhi〕


 善い集中とは
 禅定のステージ
   第一の禅定(初禅)
   第二の禅定
   第三の禅定
   第四の禅定
 「正しい集中」のマインドフルネス
   禅定を「使う」こと
   自分を騙さない!
   忍 耐
 Key Points

ブッダの約束


 覚 り
 みずから、たしかめる

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ブッダの教えを、正しく理解したい。実践して、心の安らぎを体験したい。実践中に起こるさまざまな問題を解決したい。このような希望がある方々に、グナラタナ長老のこの本は最適です。
スリランカ初期仏教 
アルボムッレ・スマナサーラ長老推薦
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エイトマインドフル・ステップス



2014/08/31

自分の心を清らかにできるのは



自分を大切にしてください。
自分は完璧ではありませんし、
欠点もあるでしょう。
しかし、自分の心を清らかにできるのは
自分しかいないのです。
自分を知るプロセスは、
まず、自分を完全に受け入れることから始まるのです。

『マインドフルネス ―気づきの瞑想』
グナラタナ長老(著)より



2014/06/15

父の日に



父と母が… 
健康で、幸福で、安穏でありますように。
危害がありませんように。
困難がありませんように。
問題が起こりませんように。
願いごとが叶えられますように。
困難や問題に出あったとき、
忍耐、勇気、理解、決意をもって、
乗り越えられますように。

グナラタナ長老


2014/05/14

ルンビニ(Lumbini)


人間に生まれることは難しい。
死する者が生きることも難しい。
真理を聴くことも難しい。
仏陀の出現は未曽有である。
Dhammapada182