2024/02/02

充実感をベースにした生き方『慈経に学ぶ〈15の善習慣〉と〈10の善行為〉』


7 足るを知る(anatimānī


善い習慣の7番目は、「サントゥッサコー(santussako)」です。

「心が満たされている」ことです。


自分が置かれている状況や自分にあるもの、まわりで起きているできごとにたいして満足することができれば、私たちは日々、満ち足りて過ごすことができます。


みなさんは自分の人生に満足していますか? それとも「欲しいものリスト」に項目がたくさんありますか?


自分の生活にあまり満足していない人は、結構多いようです。

欲しいものが多ければ多いほど、当然、不満や失望、落ち込みも増大していくのです。





充実感をベースにした生き方

では、どうすれば心が満ち足りるのでしょうか?


自分にすでにそなわっているもの、いまあるものを、自分のなかに見いだすようにしてください。

そうすれば、心は満たされるでしょう。


足ることを知り、充足感を味わうことは、とても善い習慣です。

不満をベースとした生き方から、充実感をベースとした生き方へ転換するのです。


『慈経に学ぶ〈15の善習慣〉と〈10の善行為〉』
「15の善習慣 6. 謙虚さ(anatimānī
より

チャンディマ・ガンゴダウィラ長老(著)