自分が話すときにはチェックする「ブッダの聞き上手入門 ①-3」からの続き
無駄話の原因
無駄話の原因は、感情です。
何かを喋りたくて仕方がないでしょう?
感情の柱を3つに分けると、貪瞋痴です。
特に痴(無知)に支配されています。
無知に支配された思考と妄想に、言葉をのせて喋っているのです。
自分が話すときにはチェックする「ブッダの聞き上手入門 ①-3」からの続き
無駄話の原因は、感情です。
何かを喋りたくて仕方がないでしょう?
感情の柱を3つに分けると、貪瞋痴です。
特に痴(無知)に支配されています。
無知に支配された思考と妄想に、言葉をのせて喋っているのです。

どんな生命も、「食(栄養・エネルギー)」によって支えられ、維持され、管理されて生きています。
「食」を摂り入れなければ生きていられません。
この「食」を、ブッダは4つの要素に分類して教えられました。一般的に「食」や「食べる」といえば、私たちはパンやご飯など物質としての食べ物しか思い浮かばないでしょう。
しかしブッダは、「生命は、物質的な食べ物以外に3つの要素を摂り入れて4つの食で生きている」と説かれました。
4つの「食」とは、
1.段食(kabaliṇkārāhāra)
2.触食(phassāhāra)
3.意思食(manosañcetanāhāra)
4.識食(viññāṇāhāra)
です。
これら4つの食のうち、身体を維持している食が1つ、心の食が3つになります。
4分の3を、心の食が占めているのです。ここで、心がいかに生命の維持に大きく関わっているか、ということがわかりますね。
では、ひとつずつ見ていきましょう。
第2章「避けるべき食」と「摂るべき食」より
聞く自由と言論の自由「ブッダの聞き上手入門 ①-1」からの続き
誰かが話さないと何を聴く
まず、話すという現象について考えてみましょう。
「話し方」についてではなく、「話す」ということについてです。
なぜ、人は話すことが好きなのでしょうか?
世の中には「聞く自由」がありません。
小さい頃から、周りが言うことは必ず聞かなくてはいけないことになっているのです。
大人になっても、周りの話を聞く義務があります。
「聞くか聞かないかはわたしの自由だ」という立場は成り立ちません。