●「芸は天国への道」と信じていた芸人
「芸は天国への道」と信じていた芸人がいました。
彼は芸が上手で、大勢の人が彼の芸を見て楽しんでいました。
彼はいつも真剣で「私の芸を見て大勢の人が笑い、楽しみ、喜びを感じている。だから私は頑張らなくてはいけない」と考えていました。
そして「芸で人々を笑わせ、楽しませる人は、死後、天国に行く」と信じていたのです。
●「芸は天国への道」と信じていた芸人
「芸は天国への道」と信じていた芸人がいました。
彼は芸が上手で、大勢の人が彼の芸を見て楽しんでいました。
彼はいつも真剣で「私の芸を見て大勢の人が笑い、楽しみ、喜びを感じている。だから私は頑張らなくてはいけない」と考えていました。
そして「芸で人々を笑わせ、楽しませる人は、死後、天国に行く」と信じていたのです。
いつもオープンな心で、惜しみなく法を説いてくださり、ありがとうございます。心より感謝申し上げます。
多くの方にとって捨(ウペッカー)を実践することは、むずかしいことです。
何かを見たり聞いたりすると、どうしてもそれにとらわれ、楽しくなったり、嬉しくなったり、悲しくなったり、腹が立ったりして、心に何かしら波が起こり、揺れ動くからです。
なぜ、揺れ動くのでしょうか?
心に「貪(欲)・瞋(怒り)・痴(無知)」があるからです。
この「貪(欲)・瞋(怒り)・痴(無知)」の波が消えて、穏やかに平静でいることが、ウペッカーなのです。
ウペッカーは、七覚支の中で最も高いレベルの覚支です。
では、ウペッカー(捨)を育てる栄養はなんでしょうか?
感情にとらわれず、何にも執着しないことです。
見たものや聞いたものなど「眼・耳・鼻・舌・身・意」で認識したものにたいして、ただ冷静に、客観的に観察していることです。
そこで、捨が生じたとき、それをありのままに見て如理作意をよく実践することにより、捨覚支が生じます。
さらには、捨覚支を完成へと導いてくれるのです。
チャンディマ・ガンゴダウィラ長老(著)
『こころの栄養―5つの蓋と7つの悟りの要素〈五蓋と七覚支〉
ありのままに見る智慧』より
●指導者たち
当時のインドの政体は王政が多く、マガダ国もコーサラ国も王政でした。
しかし中には、ヴァッジ国(Vajji)やマッラ国(Malla)などの民主的共和制の国もありました。
お釈迦さまはそのような国々でも、指導者たちに法を説かれていたのです。

ヴィパッサナー瞑想の実践入門書として、
米国で出版されて以来、20年以上(現在30年近く)にわたって読みつがれ、
世界24カ国語に翻訳されているベスト & ロングセラー。
私の経験では、何か新しいことを説明するときに皆さんに理解していただくための最も効果的な方法は、できるだけ易しい言葉を使うことであることがわかりました。