2018-10-29

1分間瞑想②



1分間瞑想①」の続き


私は気づきのことを「応急用具」と呼んでいます。
みなさんは指を切ったり、やけどをしたら、どうし
ますか?
すぐに救急箱を持ってきて手当てをするでしょう。
心の場合も同じです。

悩んだり、激しく動揺したり、混乱したり、精神的に苦しんだりしているときには、なんらかの応急処置をして、心を健全な状態に戻さなければなりません。

もし、心の苦しみにたいして何も手当てしなければ、身体の傷のように、苦しみが悪化するでしょう

最悪の場合、うつ病やノイローゼに陥ってしまう可能性があります
そして心の苦しみは、胃の疾患や心臓病などさまざまな病気として身体にあらわれることもあるのです。

心のなかではさまざまなことが起こっています。

深刻な病気を患ったときはじめて、これまで「人生を混乱した心ですごしてきた」ことを振り返るようになるのです。



グナラタナ長老〔著〕/出村佳子〔訳〕



したがって、病気になる前に、どこにいるときでも、常に気づくようにしてください。

「定期的な瞑想」とともに、日常生活のなかにこの「1分間の瞑想」を加えるとよいでしょう。こうやって心を訓練するのです。


心がいらだったら、いらだったまま行動しないでください。

一度立ち止まり、いらだちに対処してから、次の行動をするのです。



「その報いは私に来ないだろう」と考えて
善を軽んじてはならない。
水が一滴ずつ滴れば、水瓶も満ちてゆく。
そのように、賢者も少しずつ功徳を積むなら
幸福に満たされる。
(ダンマパダ 122)

***


Māvamaññetha puññassa, 

na mantaṃ āgamissati; 
Udabindunipātena, udakumbhopi pūrati. 
Dhīro pūrati puññassa, 
thokaṃ thokampi ācinaṃ. 
(Dhammapada 122)


 仏教Q&A『1分間瞑想②』
グナラタナ長老

翻訳:出村佳子