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2024/07/21

『慈悲の瞑想―慈しみの心』新装版が刊行されました!


『慈悲の瞑想ー慈しみの心』新装版
バンテ・ヘーネポラ・グナラタナ著、出村佳子訳(春秋社)

が刊行されました。


自分への思いやりから広がる、他者・社会へのやさしい気持ち。

おだやかに明るく生きるための、心を育てる瞑想ガイド。

多くの方に慈しみが届きますように…… 


書店等で見かけましたら、ぜひお手にとってご覧いただければ幸いです。

*本文は旧版と同じになります。


2024/05/19

頭の中もシンプルに/忙しくしすぎない『慈経に学ぶ〈15の善習慣〉と〈10の善行為〉』

 

9 忙しくしすぎない(appakicco)



「アッパキッチョー(appakicco)」は、「用事が少なく、忙しくない」という意味です。


現代人はどのくらい忙しいでしょうか? 働きバチのように、いつも忙しくしていませんか? みなさんの日々の生活はどうでしょうか? 


仕事に忙しいだけでなく、雑務に追われている人もいます。


実際のところ、私たちが「忙しい」と言っているのは、何か優先すべきことがあるからです。
優先することが多ければ多いほど、日常生活は忙しくなるのです。




・頭のなかもシンプルに


それから、何もしていないのに、頭の中であれこれ考えて忙しくしている人もいます。


仕事をそれほどせず、人生をよりよいものにしようと努力もしていないのに、ただ「あれをしなければ、これをしなければ」と考えて、頭の中だけで忙しくしているのです。


日常生活であれ、頭の中であれ、ブッダは「忙しすぎることは善行為をする妨げになる」とおっしゃいました。


もし、「善行為をするのに忙しい」と言うなら、それは悪いことではありません。

ただ、その場合でも、執着しないよう気をつけなければなりません。

執着せず、適切に善行為をしていれば、そのときは忙しいというよりも、心に喜びや充実感を感じるでしょう。


ブッダは、「用事を減らし、多忙にならないことも、善い習慣のひとつである」と説かれたのです。


『慈経に学ぶ〈15の善習慣〉と〈10の善行為〉』
「15の善習慣 6. 謙虚さ(anatimānī
より

チャンディマ・ガンゴダウィラ長老(著)





2024/02/09

怒りではなく、やさしさを選択する『自己愛から慈しみへ、我から無我へ』


2.怒りではなく、やさしさを選択する


2番目は、やさしさを選ぶことです。怒りや対立は選びません。


怒ったり、嫉妬したり、憎んだりすることは、簡単にできます。幼い子どもにでもできますね。何か気に入らない言葉を聞いたとたん、腹が立ち、とっさに怒りで反応してしまうでしょう。
そこに、「どんな反応をしようか」と選ぶ余裕はありません。



一方、自分を含め、生きとし生けるものにたいしてやさしい気持ちで接することは、たやすいことではありません。

また、他人と調和を保ち、仲よくすることにも、それなりに努力が必要です。

さらに高いレベルは、状況にかかわらず、他の生命にたいし、一貫してやさしさを抱くことです。


たとえば、自分が不当な扱いを受けたり傷つけられたとき、冷静に落ち着いていることはできるでしょうか?

ひどい目に遭ったとき、怒らず、心に慈しみを抱きつづけることはできるでしょうか?


これには心の落ち着きや忍耐、精進が欠かせません。ですから日々練習し、訓練することが必要なのです。


やさしい心でいることは、私たちにこの上ない幸せをもたらしてくれます。これが、怒りや憎しみ、対立ではなく、やさしさを選択するようにと、ブッダがおっしゃった理由なのです。


『自己愛から慈しみへ、我から無我へ:マッリカー経』 チャンディマ・ガンゴダウィラ長老(著)


生きとし生けるものが幸せでありますように
Sabbe sattā bhavantu sukhitattā

2023/04/12

Happy Vesak! 釈尊祝祭日ウェーサーカ祭法話

 

Happy Vesak! by Bhante Chandima Gangodawila


2023年4月22日(土)午前9時30分より、

第23回チャンディマ長老法話会

Happy Vesak! 釈尊祝祭日ウェーサーカ祭法話」

をオンラインZoomで開催いたします。


ブッダの降誕・成道・般涅槃をお祝いするウェーサーカ祭。

法(ダンマ)を理解し、悩み苦しみを滅する道をまっすぐ歩めますように。

幸せで安穏でありますように。

はじめての方も歓迎です。どうぞお気軽にご参加ください。

2021/11/06

幸せでありますように

  1. 生きとし生けるものが痛み、苦しみ、落ち込み、不安、恐怖から解放されますように
  2. 穏やかに暮らせますように
  3. 幸せでありますように
Sabbe sattā bhavantu sukhitattā


2021/09/09

病に苦しむ人、病院にいる人たちが……

  1. 病に苦しむ人、病院にいる人たちが、
    安穏でありますように。
    幸せでありますように。
  2. 痛み、苦しみ、落ち込み、失望、不安、
    恐怖がなくなりますように。
  3. 心と身体が慈しみで満たされますように
Sabbe sattā bhavantu sukhitattā

2021/04/24

なぜなら自分も他者も同じ生命だから……

 



八正道の正業(正しい行動)の1番目は、「殺生しない」ことです。

ただ「殺生しない」だけに留まらず、
「他の生命の命を尊重する」ことも育てていくようにする。
「尊重しなければならない」と気負うのではなく、
「自分がそうしたいから、尊重する。なぜなら自分も他の生命も、同じ生命だから……」
この落ち着きを育てていきましょう。
自と他を差別しない心は、四無量心の「ウペッカー(捨)」の実践でもあります。

チャンディマ・ガンゴダウィラ長老

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【4月の予定】
チャンディマ長老の法話会③ 
 4月25日()8:30~9:30ごろ



生きとし生けるものが幸せでありますように
#チャンディマ長老

2021/03/14

心に「喜(muditā)」を育てることによって……

 

生きることには苦しみがつきものです。
しかし、心に「喜(ムディター)」を育てることによって、どんなときも穏やかな喜びや幸せを感じられるようになっていきます。
やがて輪廻の苦しみを乗り越える智慧があらわれるでしょう。

バンテ・チャンディマ

2021/03/11

心が清らかになる喜び(ムディター)の実践:Buddhism Class for Beginners ②




チャンディマ・ガンゴダウィラ長老による、オンライン法話会 「心が清らかになる喜び(ムディター)の実践│Buddhism Class for Beginners②」を開催いたします。

前回の「コンパッション:悲(カルナー)」に引き続き、今回は、慈悲喜捨の「喜(ムディター)」について学びます。

「心が清らかになる喜び」とはどのようなものでしょうか?
エゴのない喜びとは?
喜び(ムディター)を育てる方法を一緒に学んでみませんか?

前回の法話会「コンパッション」のご質問にもお答えします。

法話は易しい英語で行なわれ、日本語通訳が入ります。
よろしければ、お気軽にご参加ください。

■ 心が清らかになる喜び(ムディター)

■ 講師 チャンディマ・ガンゴダウィラ長老

■ 日時 2021年3月20日(土/祝) 9:00〜10:00頃

■ 申し込み

3月19日までに下記フォームからお申込みください。前日までに参加URL(ミーティングIDとパスコード)をお送りいたします。https://forms.gle/frJWCfe3cgVNd8PX9


■ 参加費:ご喜捨

チャンディマ長老の活動支援、お布施をされたい方は、下記URLからお願いいたします。後日、お名前とともにお布施をチャンディマ長老にお送りいたします。
https://sukhi-hotu.blogspot.com/2020/01/support.html


■ Zoomによるオンライン開催です。お名前・ビデオONでのご参加をお願いいたします。

みなさまのご参加をお待ちしております。

2020/07/12

慈(mettā:メッター)


みなさんは、仲のよい友だちといるとき、ほっとしませんか? 「慈(メッター)」は、気ごころの知れた仲のよい友だちといるときのような、あたたかくて、やさしい気持ちのことです。
そのやさしさを、仲のよい友だちだけでなく、まわりの人へ、そして生きとし生けるものにたいして広げていきましょう。
すべての生命にたいしてやさしさを育て、幸せを願うのです。

チャンディマ・ガンゴダウィラ長老
『慈経に学ぶ〈15の善習慣〉と〈10の善行為〉』より


『慈経』に学ぶ〈15の善習慣〉と〈10の善行為〉


生きとし生けるものが幸せでありますように

2020/02/06

幸せでありますように

生きとし生けるものが
幸せでありますように。

健康でありますように。
柔和でありますように。
安穏でありますように。

Sabbe sattā bhavantu sukhitatthā