固定にならない固定概念「ブッダの聞き上手入門 ③-4 からの続き
偏見に固執しない
偏見の中に、邪見もあります。邪見はとても危険なものです。人類を破滅に陥れる邪見もありますから。これは最初からやめたほうがよいのです。
邪見がなくても、偏見は残ります。我々は偏見をバージョンアップして、よりよい偏見に入れ替えています。皆様はこの説法を聞いて、よりよい偏見を作っているのです。
固定にならない固定概念「ブッダの聞き上手入門 ③-4 からの続き
偏見の中に、邪見もあります。邪見はとても危険なものです。人類を破滅に陥れる邪見もありますから。これは最初からやめたほうがよいのです。
邪見がなくても、偏見は残ります。我々は偏見をバージョンアップして、よりよい偏見に入れ替えています。皆様はこの説法を聞いて、よりよい偏見を作っているのです。
第22回 チャンディマ長老 法話会
「慈しみの実践で大切なこと ~瞑想か、心のあり方か?」
Is Friendliness (mettā) a split-second meditation or an attitude?
をオンラインzoomで開催いたします。
知っていると思いがちな「慈しみ」について、さらに一歩進んだ大切なポイントを学んでみましょう。
相手に理解できるように話す「ブッダの聞き上手入門 ③-3 からの続き
面白いことに、固定概念は固定していません。人の考え、先入観、固定概念は固定してないのです。
実は、固定概念をよく自分でバージョンアップしているのですが、それに気づくためには時間がかかります。
話を理解できないという問題「ブッダの聞き上手入門 ③-2」 からの続き
いくら「人の話を理解したい」と思っても、話す人に問題がある場合もあります。話す人は、相手に理解できるよう巧みに話さなくてはならないのです。
ブッダは究極の話し上手です。師匠としてブッダはまず、聞く人が持っている問題をチェックするのです。
チャンディマ長老による「新春の祝福読経&瞑想」を
オンラインzoomで開催いたします。
四聖諦――四つの聖なる真理 ③ からの続き
今日私は、苦と、苦の原因と、苦の滅と、苦を滅する道をどう理解するか、ということについて話しています。苦を知ったなら、苦から離れるべきです。苦の原因を知り、苦を滅するべきなのです。実践して、苦を滅してください。無常・苦・無我が理解できたとき、苦は滅するでしょう。このようにして、涅槃に近づいていくのです。
人生は他人の話を聴くところから出発 「ブッダの聞き上手入門 ③-1」からの続き
人の話を聞いても理解できない、という問題もあります。学校で授業を受けても何を勉強したのか理解できない状態もあります。話し方が下手という原因も考えられますが、それは別のテーマです。
そこで、「話を理解できない」という問題について以下のポイントを考えましょう。
・データ(相手の話)が心に入らない
自分の固定概念や先入観があり、データに拒否反応を起こすのです。
話を聞くときのチェック項目Ⅲ「ブッダの聞き上手入門 ②-3」からの続き
人生は他人の話を聴くところから出発です。これはもうどうしようもないんです。人の話を聴かなくてはいけないのです。
仏教の言葉に paratoghosa paccaya という言葉があります。これは「真理に目覚めるために、他人の話を聴くことが最初の原因になる」という意味です。
話を聞くときのチェック項目Ⅱ「ブッダの聞き上手入門 ②-2」からの続き
誰かが3分でカレーを作る方法を教えるとしましょう。自分にカレーを作る気持ちがあるならば、その話は役に立ちます。
役に立つ場合、真面目に聴いて、その話を理解してください。役に立たないならば、義理で聞いて話をやめてください。
役に立つ程度は、人によってさまざまです。「カレーを作る方法」というのは狭いジャンルの話ですが、それでもカレーを作りたい人にとっては役に立ちますし、作らない人にとっては聞き流してもよいでしょう。