「善行為は完成できる」 の続き
功徳から善への進み方
ここで、皆様にちょっと勉強することがあります。
私が教えなくても、皆様は功徳とは何かということを知っているでしょう。
たとえば、教会ではミサが終わるとだいたいみんな寄付をします。その寄付金は教会の維持管理だけではなく、いろいろなボランティア活動に使ったりします。あるいは目が見えない人を助けるためや、恵まれない人を助けるため、また孤児院などどこかの施設の維持管理のために使ったりします。
日本の子供たちも、路上で募金活動をしているのを見かけます。ああいうのは功徳行為なんです。
でも、これって、いくらやってもやりきれません。
ですから、「功徳」を「善」になるようにしなければなりません。パーリ語でいうと、「プンニャ(puñña)」を「クサラ(kusala)」に変えなくてはいけないのです。
このプンニャをクサラに変える方法を、これから説明いたしましょう。


