2024/05/07

チャンディマ長老「心はどのように働くのか?」法話メモ

 

5月4日(土)に開催されたチャンディマ長老のオンライン法話会
「心はどのように働くか」のメモです。





私たちは、日常生活の中でさまざまな問題や困難に直面しています。


そんなとき、つい「あの人のせいだ......」「こんな状況だから......」と、外の要因に自分の不幸を結びつけがちです。


しかし、仏教では、

不幸を生み出しているのは、自分自身の心のあり方であり

幸せを生み出しているのは、自分自身の心のあり方である

と説いています。


自分自身の心が、自分の人生(幸・不幸)を形づくっているのです。


私たちは誰でも、瞬間瞬間、さまざま経験をしています。


たとえば、何かや誰かを見たときのことを考えてみましょう。


まず、目で何かを見るという経験をします。

見たものについて知るという経験をします。

知ったものについて考える/判断するという経験をします。

好きなものには「もっと見たい」、嫌いなものには「嫌だ、もう見たくない」という経験をします。

こうしたこと一つ一つが業(kamma)となり、人生を形づくっているのです。


みなさんは、今日、朝起きて「今日はオンライン法話会に参加する」ことを選択しました。
そういう心(意)をつくりました。


法話を聴くことは善行為になります。


「清らかなこころで善行為をおこなえば、幸せになる」とブッダはおっしゃいました。
これは法則なんです。


では、朝起きたときの自分と、いま法話会に参加しているときの自分は同じでしょうか?


違うと思います。


感じていることも、考えていることも、違うと思います。


朝起きたときから今まで、無数の経験をしています。

そのなかには善もあり、不善もあるでしょう。

私たちは1日のなかで膨大な量の経験をし、膨大な量の業をつくっています。


それが自分の人生の幸や不幸をつくっているのです。


心には非常にパワフルなエネルギーがあります。


それをどのように使うかは自分次第です。


自分次第で、「幸せ」をつくることもできますし、「不幸」をつくることもできるのです。


チャンディマ長老

「心はどのように働くのか?」(5月4日)オンライン法話会より



2024/05/06

「心はどのように働くのか」の法話会(05/04,2024) 貝多羅葉ใบลานさんTwitter(X)より

 

ありがとうございます!

  

 ばいたらよう(貝多羅葉)ใบลานさんTwitter(X)


2024/05/03

チャンディマ長老法話会「心はどのように働くのか?」のZoom情報

 

5月4日開催の「チャンディマ長老法話会」のZoom情報を、本日お送りいたしました。

もし申し込みをしたけれど届いていないという方がいらっしゃいましたら、お手数ですが再度、Google Form からお申込みをお願いいたします。

5月3日以降に申し込まれた方には、5月4日の午前9時頃までにお送りさせていただきます。

お申込みは5月4日午前8時まで受け付けております。

よろしければ、どうぞご参加ください。

☆詳細は ⇒「心はどのように働くのか?」




2024/04/30

女性の社会的地位『仏教から見る女性②』

 

差別「仏教から見る女性①」から続きます。


女性の社会的地位

 

仏教が始まる以前の社会では、女性はどのような地位におかれていたのでしょうか?

これはヴェーダ文献のなかでも最も古い『リグ・ヴェーダ』までさかのぼって調べることができます。

この『リグ・ヴェーダ』には、「女性は家庭では尊敬されており、宗教面でも神や梵天など崇高な智慧に達していた」と記されています。

2024/04/27

「心」はどのように働くのか?│チャンディマ長老 法話会

 




2024年5月4日(土)午前10時00分より、

「第25回 チャンディマ長老 法話会」をオンライン(zoom)で開催いたします。


テーマは、「心はどのように働くのか?」です。

「こころには非常にパワフルな力がある」とブッダはおっしゃいました。

自分の人生(幸/不幸)をつくっているのは、自分のこころです。

こころの働きを学び、安穏なこころを育てる機会となれば幸いです。

どなたでもご参加いただけます。ぜひ、お気軽に🙏


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■ 内容 法話会

「心」はどのように働くのか?
How Does the Mind Work? | A Buddhist Perspective


■ 講師 チャンディマ・ガンゴダウィラ長老
(Bhante Dr. Gangodawila Chandima)
  通訳 出村佳子


■ 日時 2024年5月4日(土)
10:00~11:30頃(延長の可能性もあります)


■ お申し込み ≫ https://forms.gle/gTqn47taRrFJiCnG8

5月4日(土)午前8時まで参加フォーム(↑)か QRコードから お申込みをお願いいたします。

※前日中にZoomのパスコード等を、ご記入いただいたメールアドレスにお送りします。5月3日(金)以降に申し込まれた方には当日の開始時間前までにお送りします。

※お申込み後、受付完了メールが届かない場合は、いちど迷惑メールフォルダのご確認をお願いいたします


■ ご喜捨 ≫ https://sukhi-hotu.blogspot.com/2020/01/support.html
チャンディマ長老(Paṭisota)の活動や衣食住薬にお布施されたい方は、通信欄/お名前のあとに「お布施(オフセ)」とご記入の上、お振込みお願いいたします。
お名前とともにチャンディマ長老にお届けいたします。


■ Zoomによるオンライン開催になります。
よろしければ「ビデオ・オン」でご参加
いただけますようお願いいたします。


みなさまのご参加をお待ちしております。

生きとし生けるものが幸せでありますように


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チャンディマ・ガンゴダウィラ長
Bhante Gangodawila Chandima

スリランカ国立スリジャヤワルダナプラ大学で学士号(優等学位)を取得。最優秀賞。博士号を取得。カナダに渡り、ブリティッシュコロンビア大学で4年間、仏教チャプレンに従事し、ヴィクトリア大学で特別研究員を務める。現在カナダを中心に、イギリス、アメリカ、マレーシア、タイ、インド、スリランカの大学や寺院で講義や法話をおこなっている。日本でもオンライン法話会を開催。タイ国立マハーチュラロンコーンラージャヴィドゥャ大学発行『国際仏教ジャーナル誌』の英語エディター。

◎ ブログ:https://patisota.blogspot.com/
◎ 法話Youtube(英語):https://www.youtube.com/patisota
◎ Facebook:https://www.facebook.com/patisotaorg
◎ 電子書籍:https://sukhi-hotu.blogspot.com/2019/07/ven-chandima.html



生きとし生けるものが幸せでありますように


2024/04/23

差別『仏教から見る女性①』〈新連載〉

 

 差 別


女性差別は、どの社会にでも見られる共通の特徴です。


女性たちが直面して克服しなければならないさまざまな不公平や障害は、アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパを問わず、どの国でもほぼ同じであると思われます。

仏教から見る女性〈もくじ〉

  

K.スリダンマーナンダ長老

2024/04/20

依存し合う〈心〉と〈身体〉『身体の苦しみの手放しかた:輪廻からの解放へ』

 

互いに依存し合う〈心〉と〈身体〉


私たちの「心」と「身体」は、どのように成り立っているのでしょうか?


ブッダは、「心と身体を分離することはできない」とおっしゃいました。

身体は心なしで成り立つことができませんし、心は身体なしで成り立つことができません。

心と身体は、互いに依存し合って働き、成り立っているのです。



2024/04/17

うつと離欲「自由への突破口③-9」最終回


自分という実感は、阿羅漢になるまでなくならない「自由への突破口③-8」から続きます。


おわりに: 無欲と離欲(arati - virati)


解脱の境地は無執着の境地だと言われています。欲が消えた状態とも言えます。パーリ語で、欲に rati とも言います。
しかし、rati が無い状態に、arati と virati という2つの言葉があります。
直訳すると、無欲、離欲になります。同じ意味ではないので説明いたします。

2024/04/13

おおらかな心で(シンプルで養いやすい:subharo)『慈経に学ぶ〈15の善習慣〉と〈10の善行為〉』

 

8 シンプルで養いやすい(subharo)


・おおらかな心で


善い習慣の8番目は、「スバロー(subharo)」です。

「養いやすい」という意味です。

生き方がシンプルで、不平不満がほとんどありません。




その人の生き方は、シンプルです。


頭のなかもシンプルで、あれこれ考えることはしません。


容易にイラついたり、動揺したりすることもありません。


心はおおらかなのです。


ブッダは、「養いやすいことは善い性格である」とおっしゃいました。


これも、次の章で述べる「10の善行為」の実践を助けてくれるのです。


『慈経に学ぶ〈15の善習慣〉と〈10の善行為〉』
「15の善習慣 8. 
シンプルで養いやすい(subharo)より

チャンディマ・ガンゴダウィラ長老(著)