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2022/01/21

慈しみ


瞑想は心を落ち着かせ清らかにするために必要なものです。

だからといって瞑想だけしていればいいというものではありません。

シンプルなことですが、

親を大切にすること、

周りの人が困っていたら助けてあげること、

自分の意見ばかり主張するのではなく、聴く耳を持つこと……

そういった慈しみを常に持って日々を過ごすことが大切です。

チャンディマ長老

2021/12/8「マインドフルネス:チャンディマ長老と心理学者の対談」より


2021/12/30

「Vulnerability(弱さ)の力」 by チャンディマ長老 │ ライブ法話のメモ


チャンディマ長老 法話「Vulnerability(弱さ)の力」

The Power of Vulnerability | Bhante Dr. Gangodawila Chandima

 2021年12月28日午前10時~(日本時間)



Sukhi Hotu(翻訳)


◎Vulnerabilityとは一般的に、脆弱、弱い、傷つきやすい、欠けているという意味で使われる。
社会の中では弱いがために強者の犠牲にならないよう気を付けなければならない。


◎Vulnerabilityには、社会的弱さ、認知的弱さ(偏見など)、環境的弱さ(気候)、感情的弱さ……などがある。マイナスの意味で使われることが多いが、別の意味もある。


◎仏教におけるVulnerabilityとは?


◎私たちは関係性の中で生きている。ひとりで生きていくことはできない。慈しみや思いやりの気持ちがなくてはならない。慈悲の実践をするとき、すべての人にたいして慈悲を送るとき、善いつながりの感覚を創造している。


◎生きとし生けるものにたいして慈しみを向けるとき、対象が誰かは知らないし、会ったこともない。そのため違和感を覚えるかもしれない。でも、そうした人にたいして慈悲を向けることによって、つながりの感覚が育まれる。


◎たとえば他者の幸せや成功を喜ぶとき(ムディター)、他者とのつながりを心で創り出し、育てている。会ったこともない人にたいしてムディターを抱くことはむずかしいこともかもしれないが、これは心を広く育ててくれる。


◎慈・悲・喜・捨のどれをとっても、善い人格を育てることができる。


◎これが涅槃へとつながる「原因」を作る。


◎仏法僧を尊敬すること、自分の心のエゴを認めて、三宝を理解し、謙虚に仏法僧に帰依すること、仏法を実践すること、これは一種のvulnerabilityであるが、ポジティブな意味。


◎Vulnerabilityは弱さであるが、これが自分の心の成長や強さにもつながる。


◎恐れは悪い恐れだけではなく、善い恐れもある(悪いことをするのが怖い、輪廻が怖いなど)。謙虚に善い恐れを受け入れることは、心を成長させる。


◎自分の心に他者にたいする壁があると、他者と(善い人や賢者とも)つながることができない。


◎心をオープンにして、新しいことを受け入れようとする心が必要。同時に慈悲も必要。慈悲によって「善」とつながることができる。


◎いやな人、苦手な人にも、考え方を変えることによって、慈悲を向けることができるようになる。


◎すべての生命は生老病死という身体的な弱さを抱えている。ブッダはすべての生命にそなわっている生老病死の弱さを発見し、そこから抜け出す方法を発見した。


◎弱さを退けるのではなく、そこから学び、理解することが大事。


◎人は弱いもの。だからこそブッダは「善い人とつきあいなさい。悪い人とつきあわないでください」と説いた。


悪い人に騙されないよう、悪いことに引っ張られないよう、心を守る理性が必要。


◎善にたいしては謙虚になる。善とは慈悲喜捨、道徳、瞑想など。毎日5分でも1分でも瞑想することは、自分の心を清らかにしてくれる。


◎涅槃に達するのに必要なことは、無常・苦・無我を理解すること。


◎すべては変化するがゆえに、心に不満が生まれる。またそこに「変わらない私」は存在しない。これを理解するためにも謙虚さが必要。


◎真理を知るためには謙虚さが欠かせない。傲慢な心で真理を理解することはむずかしい。


2022年が皆さまにとって善い年になりますように🙏

生きとし生けるものが幸せでありますように🙏


チャンディマ長老 法話「Vulnerability(弱さ)の力」 

The Power of Vulnerability | Bhante Dr. Gangodawila Chandima

2021/10/17

病を患っている人、病院にいる人たちが……

  1. 病を患っている人、病院にいる人たちが、
    安穏でありますように。
    幸せでありますように。
  2. 痛み、苦しみ、落ち込み、失望、不安、
    恐怖がなくなりますように。
  3. 心と身体が慈しみで満たされますように
Sabbe sattā bhavantu sukhitattā

2021/08/18

【瞑想会】読経と慈悲の瞑想 2021/8/28(土)





8月28日(土)18時30分より、チャンディマ長老による「読経と慈悲の瞑想」をオンラインzoomで開催いたします。

夕方のひとときを、読経と慈悲の瞑想で心穏やかにすごしませんか?
リラックスした場です。どうぞお気軽にご参加ください。


■ 内容(パーリ聖典より)
・三帰依・五戒・仏法僧の徳
・慈経(Metta Sutta)などいくつかのお経
・慈悲の瞑想(やさしい英語で行われ、日本語通訳が入ります)
・祝福のお経・廻向ほか


■ 指導 チャンディマ・ガンゴダウィラ長老
(Bhante Dr. Gangodawila Chandima)


■ 日時 2021年8月28日(土) 18時30分~
(1時間ほどの予定です。途中退席もご自由ですのでお気軽にお申し込みください)

■ お申し込み
8月28日16時までに下記フォームからお申込みください。
参加URL・ミーティングID・パスコードを27日中にお送りいたします。
(27日以降に申込まれた方は、28日の開始時間前までにお送りします)
参加フォームhttps://forms.gle/iRUeUfZ7TLm6j8YQ6


■ 読経の資料はこちらでご用意いたします。
お持ちの方は、ご用意の上ご参加いただければ幸いです。


■ ご喜捨:https://sukhi-hotu.blogspot.com/2020/01/support.html
チャンディマ長老(Paṭisota)の仏教活動、修行、衣食住薬のサポート、お布施をされたい方は、通信欄またはお名前の後に「お布施(オフセ)」とご記入をお願いいたします。お名前とともにチャンディマ長老にお届けいたします。
*Paṭisota(パティソータ)とは「世の中の流れ〈貪瞋痴〉と逆の流れ〈安穏〉の方へ向上する」という意味です。

Zoomによるオンライン開催になります。
ビデオONでご参加いただけますようお願いいたします。

初めての方も歓迎です。お気軽にどうぞご参加ください。

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【8月/ 9月の予定】
☆8月28日(土)18時30分~読経と慈悲の瞑想(第3回)
☆9月チャンディマ長老の法話会(第7回)「八正道④/正語」(詳細は近日中にお知らせいたします)
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チャンディマ・ガンゴダウィラ長老
Bhante Gangodawila Chandima

2021/04/04

安穏でありますように

生きとし生けるものが、 安穏でありますように。 幸せでありますように。 心がリラックスしますように。 恐れ・不安・悩みから解放されますように。

バンテ・チャンディマ 「朝の読経と慈悲の瞑想 4月10日(土)」



■ 申し込み
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【4月の予定】
「朝の読経と慈悲の瞑想②」4月10日(土)8:30~
「チャンディマ長老の法話会③」4月25日()8:30~9:30 (詳細は近日中にお知らせいたします) 
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生きとし生けるものが幸せでありますように

2021/03/07

慈悲の瞑想で何を育てるのか?

 

Bhante Dr. Gangodawila Chandima チャンディマ長老



3月6日開催「朝のお経と慈悲の瞑想」の会のあと、
「慈悲の瞑想の文言が違うのはなぜでしょうか?」というご質問をいただきました。

おそらく同じような疑問を持たれた方もいらっしゃると思い、シェアさせていただきます。

3月6日に実践したのは、北米で主に実践されている慈悲の瞑想の一部です。(グナラタナ長老も使われ著書で紹介しています)


チャンディマ長老のご回答です。

国によって言葉は違いますし、慈しみの表現の仕方は人それぞれです。言葉はそれほど重要ではないんですね。言葉の奥のものが大事なんです。

慈悲の瞑想によって何を育てるのかというと、「慈悲の心」です。「幸せでいたい」という想いは、みな共通して持っているものです。ですから自分にも他者にも「悩み苦しみなく、幸せでありますように」という想いや思考を育てていくんです。

言葉は表面的なものですから、言葉にあまり引っ掛かる必要はありません。

自分の心に慈悲が育つよう、やすらぎを感じるような言葉を見つけて、その想いを持って瞑想したり、日常の生活を送ることが大切なんです。

バンテ・チャンディマ


生きとし生けるものが幸せでありますように


2021/02/28

朝のお経と慈悲の瞑想




チャンディマ長老による「朝のお経と慈悲の瞑想」オンラインzoomで開催いたします。
3月6日(土曜日)9:00から30分ほど(状況により延びます)。

朝のひとときを、お経と慈悲の瞑想ですごしませんか?
どうぞお気軽にご参加ください。

■ 朝のお経と慈悲の瞑想
・三帰依五戒・仏法僧の徳(Vandanā)
・慈経(Karanīya Metta Sutta)などいくつかのお経
慈悲の瞑想易しい英語で行われ、日本語訳が付きます)
祝福のお経・廻向など
・ミニ法話(各お経にどんな意味があるのかを簡単に解説します)

■ 指導 チャンディマ・ガンゴダウィラ長老(Bhante Dr. Gangodawila Chandima)

■ 日時 2021年3月6日(土)9:00から

■ 申し込み
下記フォームからお申込みください(3月5日まで)。ミーティングIDとパスコードを、3月5日までに申し込み時のメールアドレスにお送りいたします。参加フォーム https://forms.gle/bKbqFpDSZbv1x53WA



■ 参加費:ご喜捨
チャンディマ長老の活動支援・お布施をされたい方は、サポートからお願いいたします。

2020/10/16

視点を転じて他人に思いを向ける

 

同様に、他の者にとっても自分のことが愛しい

Evaṃ piyo puthu attā paresaṃ,

『自己愛から慈しみへ、我から無我へ:マッリカー経』 チャンディマ・ガンゴダウィラ長老(著)

  

「自分がいちばん愛しい」のは、自分だけではありません。他の人も同じように、自分のことがいちばん愛しいのです。

私が自分がかわいいように、他の人にとっても自分がかわいい。

私が傷つけられたくないように、他の人も傷つけられたくない。

私が苦しみたくないように、他の人も苦しみたくない。

このように、わが身にひきあてて、「他人も自分と同じように感じている」と理解するよう、ブッダは教えられたのです……。


『自己愛から慈しみへ、我から無我へ:マッリカー経』 チャンディマ・ガンゴダウィラ長老(著)

2020/07/12

慈(mettā:メッター)


みなさんは、仲のよい友だちといるとき、ほっとしませんか? 「慈(メッター)」は、気ごころの知れた仲のよい友だちといるときのような、あたたかくて、やさしい気持ちのことです。
そのやさしさを、仲のよい友だちだけでなく、まわりの人へ、そして生きとし生けるものにたいして広げていきましょう。
すべての生命にたいしてやさしさを育て、幸せを願うのです。

チャンディマ・ガンゴダウィラ長老
『慈経に学ぶ〈15の善習慣〉と〈10の善行為〉』より


『慈経』に学ぶ〈15の善習慣〉と〈10の善行為〉


生きとし生けるものが幸せでありますように

2020/03/14

②思いやりの実践(新しい生き方を切り拓く7つの実践)


新しい生き方を切り拓く7つの実践
https://sukhi-hotu.blogspot.com/2020/02/culakammma.html

②思いやりの実践

この2番目の教えから私たちが学ぶべきことは、他の生命を大切にし、いたわり、やさしくすることです。

いかなる生命も、傷つけたり、いじめたり、暴力をふるったりしません。その善い行為の結果として、今生や将来の生で、健康を享受することができるのです……。
チャンディマ・ガンゴダウィラ長老
『新しい生き方を切り拓く7つの実践:小業分別経』より

『新しい生き方を切り拓く7つの実践ー小業分別経』チャンディマ・ガンゴダウィラ長老(著)


生きとし生けるものが幸せでありますように
Sabbe sattā bhavantu sukhitattā


2020/03/03

①慈しみの実践(新しい生き方を切り拓く7つの実践)


チャンディマ・ガンゴダウィラ長老著:新しい生き方を切り拓く7つの実践:小業分別経


① 慈しみの実践

慈悲は、私たちがみずからの心に育て、
常に抱くべき、やさしい思いです。

このやさしさが原因となり、
自分の命が守られ、
寿命を全うする助けになるのです……。

チャンディマ・ガンゴダウィラ長老
『新しい生き方を切り拓く7つの実践:小業分別経』より


生きとし生けるものが幸せでありますように
Sabbe sattā bhavantu sukhitattā

2020/02/23

妊婦さんと生まれてくる赤ちゃんへ

陣痛に苦しんでいる妊婦さんが、
安穏で、幸せでありますように
痛みがやわらぎますように
生まれてくる赤ちゃんが、
安穏で、幸せでありますように…

(慈悲の瞑想)

2020/01/21

善い人にたいして心をひらき…

善い人(道徳的な人/理性的な人)にたいして心をひらき、アドバイスや指導を求めることができること、
また、アドバイスや指導を受けやすい柔軟な性格でいることによって、私たちの心は少しずつ成長していきます。
ブッダは、この性格を身につけ、習慣にするよう教えられました……。

生きとし生けるものが幸せでありますように

2019/10/13

『幸せへの鍵:慈経に学ぶ〈15の善習慣〉と〈10の善行為〉』


慈経ーブッダが教えた慈悲と善行為
チャンディマ・ガンゴダウィラ長老 著


謙虚さ、柔和さ、正直さ――幸せになるために、私たちが身につけるべき「15の善い習慣」とは?
身 口 意を清らかにする「10の善い行為」とは?


慈経には、謙虚さや柔和さ、正直さ、誠実さ、素直さなど、人として身につけるべき基本的な性質が説かれています。どれも、人が幸せに生きるために欠かせないことばかりです。

その清らかな性質を習慣にし、身につけることによって、「10の善行為(十善dasa-kusala)」の実践が、スムーズに進んでいきます。「善行為」をすればするほど、身・口・意の行為が清らかになり、悩み苦しみが消えていくのです。
人生は好転し、やがて究極の幸福である涅槃に達するでしょう。(本文より)


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目 次】

はじめに――善習慣と善行為

第1章 幸せをつくる「15の善い習慣」

■ 善い習慣が善い性格をつくる
  ・「善い習慣」と「悪い習慣」
■ 『慈経』は、ここから始まる
■ ブッダが説いた「15の善い習慣」
 1 能力がある
  ・身体のスキル
  ・のスキル―四梵住
    ①慈(mettā:メッター)
    ②悲(karuṇā:カルナー)
    ③喜(muditā:ムディター)
    ④捨(upekkhā:ウペッカー)
 2 道徳的にまっすぐ
 3 正直で誠実  
  ・インテグリティを高める
 4 アドバイスされやすい
  ・善い人に心をひらく
 5 心の柔和さ
  ・変化にたいする対応力
 6 謙虚さ
 7 足ることを知る
  ・「ないもの探し」をやめる
  ・充実感をベースにした生き方
 8 シンプルで養いやすい
  ・おおらかな心で
 9 忙しくしすぎない
  ・頭のなかもシンプルに
 10 簡素な生活
  ・執着せず、軽やかに
 11 感覚器官を落ち着かせる
 12 賢明さ
 13 高ぶらない
 14 在家に執着しない
 15 智慧ある人が批判するどんな小さな悪事もしない

第2章 身・口・意を清らかにする「10の善行為」

 ■ 善行為(kusala)とは何か?
 ■ 大切なのは日常生活での実践

▶「身体(身)」で実践する善行為

 1 生きものを殺さない
 2 与えられていないものを取らない
  ・時間の泥棒
 3 淫らな行為をしない
  ・「眼耳鼻舌身意」を使って何をするか?
  ・「楽」のリミットを知る
  ・食べる量と質と頻度

▶「言葉(口)」で実践する善行為

 4 嘘をつかない
  ・真実を伝えるタイミング
 5 人の仲を裂く言葉を言わない
  ・陰のない明るい言葉
 6 人を害する粗暴な言葉を使わない
 7 うわさ話・無駄話をしない

▶「心(意)」で実践する善行為

 8 過度な欲を抱かない
  ・羨望と嫉妬の違い
 9 過度な怒りを抱かない
  ・ネット上での怒り
 10 邪見(誤った見解)を持たない
 ■ 「10の善行為」のまとめ

第3章 2つの両輪で、心は見事に清らかになる

訳者あとがき——「Q&A」から




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【著者プロフィール】

チャンディマ・ガンゴダウィラ長老

Ven. Dr. Chandima Gangodawila

テーラワーダ仏教長老。
2008年、スリランカの国立スリジャヤワルダナプラ大学で、学士号(優等学位)を取得。人文社会科学部において、最優秀者賞を受賞。2015年、博士号を取得。
カナダに渡り、ブリティッシュコロンビア大学で4年間、仏教チャプレンを務め、さらにヴィクトリア大学で教鞭を執る。
現在、カナダのオタワ・テーラワーダ・ブッディストヴィハーラに在住。カナダを中心に、イギリスのケンブリッジ大学、アメリカ、マレーシア、タイ、スリランカの大学や寺院で、講義や法話をおこなっている。
著書に『妄想の対処法:マドゥピンディカ・スッタ(蜜丸経)』『業(カルマ)は直線ではないー生き方を変えられるのは、いま:マハーカンマヴィバンガ・スッタ(大業分別経)』(Sukhi Hotu)、英語の著書や論文に“A Critical appraisal of the contribution of Germany and France to Sanskrit studies”, “An Annotated Translation Into English Of Ratnamālāvadāna With A Critical Introduction”などがある。
「Authentic Buddhism」(YouTubeチャンネル)でも、ブッダの教えを伝え続けている。
https://www.youtube.com/AuthenticBuddhism


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2019/03/14

慈悲の瞑想 ~病に苦しんでいる方へ


病に苦しむ人、病院にいる人たちが、
安穏でありますように。
幸せでありますように。
痛み、苦しみ、落ち込み、失望、不安、恐怖が
なくなりますように。
慈しみで包まれますように。
心と身体が慈しみで満たされますように。


慈悲の瞑想
Sabbe sattā bhavantu sukhitattā 

2018/12/22

慈悲の瞑想


慈悲の瞑想


「生きとし生けるものが幸せでありますように」
そう心から願うとき、心は幸せで穏やかになります。
ブッダは「慈経」で、「立っているときも、歩いているときも、座っているときも、横になっているときも、眠っていないかぎりは、常に慈悲の念を起こしてください」と説いています。
慈しみを実践するのに、時や場所、状況は選びません。朝、目が覚めてから、夜、眠りにつくまで、常に慈しみを保ち、慈しみが性格になるまで実践するよう、すすめられています。
このように慈しみを保つことで、「自」と「他」の壁が壊れ、そこにこの上ない安穏な世界があらわれるのです。

「慈しみ」は幸せへの鍵 | Close-Up! この一冊 | 
web春秋はるとあき 2018.11.16より

2018/09/29

たとえば、嘘をついたら…


自分を慈しみ、大切にすることは、利己的なことではありません。ですから、自分に害をもたらす薬物や飲酒、悪い食習慣、喫煙、愚かな行為、休養不足などで自分を傷つけないよう、心と身体を大切にしてください。

たとえば、嘘をついたら、相手を傷つけるよりも先に自分が傷つきます。

他の生命を殺したり、与えられていないものを取ったりすると、最初に傷つくのは自分なのです。

したがって、自分を慈しみたければ、自分を害する行為をやめなければなりません。


自分を害する行為をやめると、正直さや注意力、智慧が育っていきます。こうして心は苦しみから解放されるのです。



『慈悲の瞑想』グナラタナ長老著、出村佳子訳


生きとし生けるものが幸せでありますように